湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

9/15 神奈川県「精神障害者の雇用をめざして」&障害者雇用部会に参加して

2010-09-19 16:03:58 | 引きこもり
2010/09/15 記
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母の友人親子は11時に我が家に現れた。10時だと昼夜逆転の私に悪いだろうという御配慮だったが、この方たちは高齢者介護には慣れていなかった。このまま老健に行けば、先方の昼食時間に重なってしまう。しかし私は石川町のLプラザ13時半の認証式に出るつもりでいた。いつも10時なのでなんとかなるだろうと思っていた予測がはずれてしまった。

母は胃の具合で夕食を重くすることが出来ない。だから昼食をしっかり摂らせる。昼食の支度をしながら、母に合いの手を入れて応対していた。だから母の体調を理由に同行をやめる話には出来なかったし、母が行きたくないと言っているからともいえなかった。急遽昼食を4人分整えてと言ってもカレーだが、昼食時の老健訪問は避けなくていけないと説明。ところが母は午後、北里東病院の予約が入っていると嘘をついた。こうして申し訳ないが父の老健は14時ごろか、改めて日を変えてということにしてほしいとお願いした。ならば日を変えてということで許してもらったが、それは長いおしゃべりに中身が転換すること。気が気ではないバスの時間。間に合わず、認証式は5分遅刻で会場に飛び込んだ。

-----今回、認証された企業は以下の通り。

日本理化学工業 株式会社 湘南環浄サービス 株式会社
有限会社 伊藤苑 社会福祉法人 誠幸会
社会福祉法人 進和学園 医療法人社団 杏月会
株式会社 旭商会 株式会社 元気もりもり山森農園
株式会社 大協製作所 社会福祉法人 光友会
龍屋物産 株式会社 光文図書 株式会社
サクラ電線工業 株式会社 ニッパ 株式会社

日本理化学工業はダストレスチョークの製造元。大山会長の職業観で有名であり、見学も順待ち状態ときく。湘南でもおそらくはあちこちで見学を組んだだろうけれど、「わーく」でも見学を考えている。

お世話になった進和学園さんも、見学を組んでみたい。幅広い受け皿の様子、拝見したいのだが、地元で行きたいという方をどこで集めるかが問題。

湘南環浄サービスさんは、HL支援とも重なってくるところがあるので、是非拝見しておきたいところだ。これも今後の課題。

第二部の松為講演「精神障害者の雇用をめぐって」は、概括解説の形をとるので、学会の講演と重なる部分が多かったが、レジュメ資料が他の話を書くときの参考になった。新味は無し。ただいつも後半の同じところが時間切れ省略されるので、この後半に時間を割いた講演が聴きたいと思うのだ。

第三部に入るところで、携帯が震えた。休憩に入るところだったので、会場の外で電話を受けた。昨日の運営会議無断欠席の件だった。私の直接の上司が私の出席は議題から、関係ないと判断しその旨を伝えたと言ってくれた。ホワイトボードの欠勤サインを見たという講師も現れた。結果,無罪放免になったのだが、ひとの気持ちはそれでも済まない。明日、出勤するからと伝え電話を切った。同じ職場で顔を突き合わしているというのと違い、外勤の巡回講師は内部の様子とつながっていない分、自分の身を自分で守らないと危ないし、巡回の成果が紛れてしまう。また電話が入ってくる可能性があったが、中途半端にならぬように電源を切った。

第三部は光文図書(株)の事例発表だった。光文図書は様々な製本作業のラインを昇華してくれた。機械化が進んでいるので熟練は相互関係と効率化が中級編なのかなと見ていて思った。ひとの間隔がまばらなので、初めての者が作業に入るにはジョブコーチが必要かなと思いつつ、熟練者に聞く、熟練者が教えるという部分がどのように保証されているのかが気になった。もうひとつは、非常時対応。おしっことか目に汗が入ったとかいう場合、どうするのだろう。自閉症の方など、ちょっと怖い。つまり概括的な説明だったのだろう。資料がさすがに印刷業なのでカラー刷りで勿体無い感じ。

場所が大和なので、見学を組みやすい所なのだが、テーマをたてて観に行かないと、観光旅行に組み込まれた工場見学のようになってしまいそうだ。

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会が終わって、夜の雇用部会まで2時間ほどあった。この間を使って寿連絡会の生活館を訪ねた。残念ながら知人は皆お留守。ビッグイシュー販売員の二人目候補を求めてきたのだが、無念。帰りに「さなぎ達」さんに立ち寄ったが、こちらもシャッターが閉まってしまった。先に寄ればよかったのだ。

お好み焼きコロンブスさんに、11月すぎの企画を頼むのには時間の余裕がなかったので、その足で新杉田まで移動。食事を済ませて、18時半から電機神奈川の雇用部会に参加した。

ここは障害者雇用の関係者と、企業の接点。今回は藤沢養護の##先生、茅ヶ崎養護の%%先生と会ったが、前段の県主催の認証式に取られたか人数が100人弱。今回の話の中心が、特別支援校の教育実習の評価と、それを就労に結びつけるにはといういわば手帳のある方の企業就労シンポ。だから教員が多いのだなと思いつつ、会場を眺める。白髪が多い。私が目立たない。つまらないことだが担当者の年齢の高さが気になる。

就労のモチベーションを育てていく教育実習の話を聴きながら、企業側が法定雇用率達成を超えて、障がい者就労のメリットを語る企業が増えてきているのは、好ましい。一般就労の世界では、大卒の内定時期の早期化に中小企業が苦しんでいたり、高卒者の求人が冷え切っている状況で、障がい者雇用の試みが膨らんでいるのは、法的な保護環境が支えになっているのかとも考えてみたり、その職種がニッチ的な部門だったり、景気の動向に直結していないところが多いせいかとも考えたりする。しかしここではやはり地域起業の筋は弱い。喫茶・パン屋開業と就労のような例が多い。

最後の講演の県立岩戸養護学校の状況報告が、特別支援校高等部の現状を如実に表しているように思い興味深かった。個々は横須賀市のYPR野比からバスで10分、徒歩10分の僻地にある。岩戸高校の跡地に新設された学校だ。地元の武山養護、武山養護分校の人員パンク状態の対策として新設された学校だ。

現在は自閉症スペクトラム、ADHD、アスペを含む方が通学している。昔はこの子たちは普通校に通学していた。「気にかかる子」を旧養護学校が引き受け始めている。ところがこの子たちは、社会的挫折を味わっていることが多く、発達障がいの指導に加えた新規の指導が必要になっている。

知的障がいの子たちの多くが、就労を通して社会参加や職場で一人前の評価を得る道がひらけていくことに喜びを感じている子が多い。ところが高機能の子たちは、友人関係や将来の自分を先取りして、学習や就労実習を忌避したり、中には非行傾向の子達も入ってくる。仕事は夢ではない。この辺のギャップを特別支援校は抱え込まされている。

事例が印象的だった。入学時のタイが、やがてゆるみ、してこなくなる。これは岩戸養護の生徒であることを隠す意味合いがあるという。普通校ではない引け目。そう感じるという。今まで支援の谷間にいた子たちが、特別支援校に入ってくる。彼らにもリアルな就労の世界を描く展望が社会にはない。だから教員・支援者が仕掛けていかなくてはならない。これは企業さんが待ち受けていても治まる問題ではない。

同じ横須賀の久里浜少年院の見学と議論に参加したとき、少年院の教育の様子と指導の質の高さを語る見学ガイドに、庭清掃しているのはどういう方かと質問した。そのとき出所を数ヶ月後に控えた子たちだと答えた。ずいぶん、院内の人数が少ないように感じるがとの問いには、企画で全員院外に出かけていると応答があった。見学後、見学は院が外出企画のときに見学を組んでいることを聞いて、要するに庭の清掃をしている子は見学の見せ要員で、出所まぎわの荒れそうもない子を残しているのではないかという疑惑を持った。指導の流れと質の高さを語る説明者に、ここを出た子の就職先を教えてくださいと私が質問。場が凍り付いてしまった。触法青年の就職先は縁故以外、まずない。ここを足に豆を作って探しても、職場の同僚のはじき出しなどがあって、なかなか定着しない。こういう社会の強烈なレッテルがある。

高機能の子たちの挫折感はこうした社会を感じ取っている。従来の旧養護学校の指導とは質の違う指導が必要になる。地域支援者が特別支援校に連携していくツボのところかもしれない。

地域の絵を描かねばと強く思う。

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帰宅時、大船に着く頃には、右目が完全に曇ってしまった。大船で食事の取り直しをしながら、何ができるだろうと繰返していた。障がい畑でもなく、一般就労畑でもない活動をどう育てていくか。

目頭を押さえていたのは、悲しいからではない。この目で先を見通さなければいけなかったからだ。辻堂経由で帰宅。

母に小さなケーキを買って帰った。私がいないと食事がいい加減になる。補充のつもりだった。

仮眠1時間半。夜間傾聴待機に入った。


夜間傾聴:中央林間君(仮名・こちらから)


(校正1回目済み)

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