湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

(再)『糸電話楽器ストリングラフィー湘南上演実行委をつくろう』

2005-09-20 04:43:58 | 就労支援
 糸電話は糸を弾くと大きな音がします。これをヒントに糸電話の楽器を作った音楽家がいます。Studio Eve を経営されている水嶋一江さんという方です。糸の長さ・張り・太さ・材質によって、音階や音色が決まります。電線のように平行に張り巡らされた糸を、バイオリンのように松脂の粉をつけた手袋で擦ったり、弾いたりして演奏します。演奏会場全体が楽器のようになり、聴衆は共鳴箱の中で演奏を聴くような状態になります。

 今年の春、狛江市の駅前会場で数百の聴衆を前に、7人チームが演奏したときの様子は忘れられません。室内楽曲からオリジナル曲・変奏曲などバラエティーに富んだ構成だったのですが、親子連れの幼い子が立ち歩きもせずに曲に聴き入っているではありませんか。演奏しながらのダンスパフォーマンスもあって、1時間半の演奏会はあっという間に終わってしまいました。(このときの記録はDVDのデモ版に収録されています。)

 また世田谷の Studio Eve のアトリエで行われた小演奏会もまた素晴らしいものでした。平行に貼られた弦のあちこちに斜め下の床に張られた弦があり、なんとそれは幼い子の背丈に合わせた合奏のためのものでした。「かえるの歌」などは容易に演奏に参加できます。これは素晴らしい機能でした。

 他の会場でも、ロビーの待合室には紙コップと糸が準備されていて、ストリングラフィーをその場で作って持ち帰る親子がいました。楽器を作って持ち帰り自分も試すことができる楽器が今まであったでしょうか。ストリングラフィーの演奏は高みの名人芸とは違う、平凡な私たちと常につながっているのです。身近でありながら豊かな表現を持つ楽器がストリングラフィーです。この楽器の演奏会がそこで終わっていくのではなくて、聴衆の手によってあちこちに移植されていく、幼稚園・保育園・学校・趣味のサークル等に広がる可能性を持っているのです。元は紙コップと糸です。それがどれほどの創造性を持つか是非聴いてみてください。

 私たちは茅ヶ崎上演の会場を探しました。茅ヶ崎・藤沢の市民会館小ホールは来年6月まで、すでに一杯でした。加えて楽器設置に調弦を含んで4時間かかるという条件が会場制約となりました。そこで私たちは地元企業が職員厚生施設として体育館を持っていることに気がつきました。本来一般に貸す施設では有りません。そこを何とか貸していただけないかとお願いしています。

 これが実現すれば、準備時間の長さも解決します。是非、湘南上映を実現しましょう。水嶋さんとは来年2~3月上演のことで話を進めています。土日休日の中から選びます。体育館の大きさから今回は、子ども関連団体・不登校引きこもり支援団体と、障害児者支援団体の方を中心に以下の日取りで上演実行委員会を開きます。是非皆さんのご参加をお待ちして

います。

 上演実行委日程

   日時:2005年10月7日(金)19時~

   場所:茅ヶ崎市市民活動サポートセンター

   内容:実行委結成・体育館使用依頼書作り etc.

   問合せ先:tobita@@mbm.nifty.com
         飛田まで("@@mbm"を直してください。)

   呼びかけ団体:湘南子どもフォーラム
          湘南オンラインフレネ 他

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