湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/23 避難所・地域における回復期と治療支援&保健活動を切り出す(3-11)他

2015-09-24 05:58:56 | 地震津波災害ボランティア

2015/09/23 記
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(前回の続きから)

避難所から仮設住宅へという時期は、障がい者の全国団体の支援方針が固まり、その支援が被災地に届き始めた時期であり、近隣施設が被災障がい者を受け入れ始めた時期でもあった。それまでの期間、障がい者は避難所体験をした方も多くいらした。視覚障がい・発達障がい・身体障がいの重篤な方は環境の不備や無理解の方との軋轢が問題となった。特筆すべきは、避難所生活が初めから無理と判断し、半壊の我が家や車、親戚・知人宅で過ごした方や、聴覚障がいの方を含み、自宅に孤立した方が多かったことだ。仮設にしても隣人とのトラブルや、火を扱う台所の狭さ、間取りの閉塞感が問題になり、利用できない方も出てきていた。

このため、全国からの支援は、疎開先紹介や、オンライン代読などの提供が主で、現地ボランティアとの結びつきは弱かった。

(つづく)

---- 今回も短編ですみません。

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足は気温に影響される蒸し暑かった昼間、頓服薬が切れた状態でも平常時の鎮痛剤でなんとか治まっていたが、夜間冷えてくると腰と筋の疼痛が消えなくなった。電気ストーブを持ち出して、やっと小康を得ている。明日、整形外科に行く前に、家の修繕のあと片付けがある。隣の御宅の迷惑になるので、延ばすわけにいかない。ひとつのハードルが控えている。

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阪神淡路大震災の際建てられた復興住宅のビデオをみなおしている。高齢者の多い被災者が高層住宅に入居していくシーンと、入居後孤独を告白する高齢者の表情の差が胸に刺さる。阪神にいくとき、高層住宅の問題点をたどってくること、被災者の孤立を作らない支援を実行した人たちに会う事、これが阪神に行って、茅ヶ崎につなぐことが目的となる。都市型被災の特徴を捉えたいと思う。

打診して応答のあった方をめぐることで精一杯かもしれないが、実はこれらの方は災害の研究者の方であったり、当時東京の高校生であったフリーライターの方たちで、直接震災再建に関わっていないひとたちなのだ。以前、懇話会で招待した故黒田裕子さんのような震災再建の渦中にいらした方と出会うことではない。そこがひっかかり続けていて、手がかりは無いかと阪神淡路大震災系のビデオの見直しをしている。

湘南の災害は、東日本大震災よりも被災者の立場・状況が分散し、統一した災害対策の伝わり方が違ってくることが予想される。職業も家族構成もそして国籍も、多様といえば聞こえがいいが、ばらばらなのだ。避難所>仮設住宅>復興住宅という一律の施策で治まるのか、そこでおこりうることはなにか、またその施策の運用の中で、阪神淡路大震災・東日本大震災で得た教訓で生かせるものは何か、それを災害弱者からの視点で整理してみたい。

年内の懇話会は高齢者支援の関係の方だ。来年3月までの懇話会は東日本大震災の施設運用者を招待しようと思う。それにあわせたゲストを見つけたいのだ。阪神には来年の西浜高校ボラ塾にあわせた方を同時に見つけたいと願っている。

当初二段構えやむなしと考えていたゲスト選び(研究者から当事者へ)の時間的なゆとりがなくなってきたことを感じ、見直しをしている、それが現状だ。

夜間傾聴>ひとり
     **子

(校正1回目済み)

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