湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

テスト入所失敗の巻き返し、なんとか溺れずに済んだものの

2008-12-11 08:30:12 | 引きこもり
父が始めて利用する特養ホームから帰ってきた。今回はテスト入所。先方から、受け入れ拒否の話あり。要するに、職員の指示通り車椅子の利用をしないで歩き回り,
その結果、転倒すること。個室のバスを勝手に利用しようとすること。危険行為が発生するということが問題になっていた。

父は基本は、そのまま立ち歩いてしまう。注意すると歩行器を使う程度。自ら車椅子を使う習慣がない。しかし、持ち込んだ車椅子も車輪が自走式ではなく、介助者が後ろから押す、車輪の小さな型式。だから話が変だった。出発時、ケアマネ判断で、自前の歩行器は必要なしと、歩行器を返されていた。ということは、歩行を想定していないのではと想像していた。

この特養以外の空きが見つからない状況で依頼したため、ここが拒否となると2週間以上の期間の空白が出来てしまう。困った。母の入院が15日である。

話を聞いてみると、昨日、昼間指示に従わず、ふらふらと個室を抜け出していたらしい。夜間も2時間おきに、立ち歩いたという。

これは普段の様子とも違っていた。先方は指示に従わないことと、危険な徘徊を問題視していた。事情を説明し、家庭に単独留守番できる状態ではなく、階段転落の危険があることを説明。その応答は一階に居室を移せという。介護の経過(歴史)があって、一階ではガスレンジの出火騒動・屋外徘徊・風呂場無断利用窯の流しっぱなし・狭い隙間の転倒・ガラス戸襖への体当たり・玄関たたきへの落下転倒・座布団上転倒など危険行為が耐えないので、生死の問題に直結する為、2階に軟禁状態にしている旨の説明をした。

結局、論拠は夜間、宿直が1人(!!)だからというのだ。父の様子は普段と違うし、実際は今までのホームでも宿泊出来ている。論拠に無理があると説得し、とりあえず今回の宿泊予定を無理に受諾させた。

帰宅時、父の宗教団体の信者さんの応援を得て、父の2階の居室まで父を押し上げることに何とか成功したが、彼らが帰ろうとすると、突然2階で大きな転倒音がした。全員駆け上がって様子を見ると、父が階段を降りようと必死の形相で倒れていた。便の匂いがして、私には直感的に事情が理解できた。父はポータブルトイレの排便を嫌がり、一階のトイレを使いたがるのだった。案の上、父はポータブルトイレに座ると、便秘していた便を一気に排泄した。

つまり昨夜、父は便が出たかったのだ。個室はバス・トイレ組み込み型であり、父はトイレを探していたのだと想像がついた。手荷物を見ると浣腸がない。職員の看護師が使っていた。つまり職員は便秘を疑っていたのに、それを徘徊と結びつけて理解しなかったのだった。頭痛がした。病院経営の特養である。浣腸で出なかったからと、徘徊を原因に入所を断るとは、高齢者介護の常識に欠ける。

インフルエンザ予防接種を11月終了間際に、11月中に接種していないと入所不可と私に急に告げ、始末に大騒ぎがあった後、徘徊による入所拒否である。空きのない時期に、探すゆとりの無い状況下で、これは我が家にとっては死活問題だった。

父の説明を聞くと、転倒で腰にひびが入っているそうではないかとの話もあった。しかしこれは、この特養経営元の病院救急外来の検査で、緊急外来の医師に「何しに来たのか」と検査後笑われて、湿布薬を処方されて終わっている出来事の話だった。この診断も実はあんまりだった。腰から膝まで大きな内出血を起こして数日間歩けなかったのだから。しかし骨に異常は無いという診断と解釈した。病院にはCT画像の保存もあるのだ。この話が出るやいないや、「それはいいんですけどね」と、旗色が悪くなるとさっと話を変えてしまうのだった。

このケアマネさんは、施設の弁護者であって、家族に寄り添う人ではないと感じられた。宿直ひとり、この特養の現状である。夜間、火事や地震災害があったら避難はどうするのだろう。背筋が寒くなった。

先方は、施設の手に負えなくなったら、即家族に引き取ってもらうので、その体制をとるようにと私に指示をした。年末年始、父が屋内を立ち歩き、転倒の危険を理由に退所させられたらどうなるのだろう。現在のホームのケアマネさんと防衛策を練る必要が出てきた。今日さっそく、ホームにお邪魔して相談となる。

父が入所するその日、母の手術が決まった。母の手術が午前中であり、送迎車の迎えが10時である。これでは手術の立会いが出来ない。父を介護タクシーで早朝、従来のホームに運び込む必要が出てきた。この移送の調整もあったのだ。

とにかくどこの特養の送迎も、9時~10時の迎えで、16時台の送りである。その両方の時間に家族がいなくてはならない。最短5時間半の間を作るために、デイサービスを利用するのだ。入浴と当人の気分転換の意味合いしか実質役にしないのだ。ショートステイは迎えが10時台、送りが16時台という形は変わらない。だから2泊3日の場合、中1日しか実質意味を成さないのだ。

職員の過酷な労働条件が背後にあるのは知っている。しかし、そこをつなぐのが介護の知恵というものだろう。この期間、私は年末年始に冬期講習が入る。また某福祉系のライセンス研修がある。この後者は参加辞退を余儀なくされたが、冬期講習期間中、すぐに父を引き取れといわれても仕事の中断は出来ない。母の手術の立会いもアクロバット状態であり、その術後の経過によっては頻繁な通院介護の必要も出てくる。私の身体はふたつないのだ。高齢者介護の寒々とした状況が見えてくる。

今回の新規ホームの対応次第では、負け戦でも民事訴訟の可能性を考えている。施設の事情で、契約不履行で、家庭にしわ寄せされてはたまらないからだ。そのつもりで記録を残していく。

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昨日は、父を受け取った後、寒川町立図書館に飛び、期限切れ書籍を更新し、茅ヶ崎駅に戻ったあと、買出しを駆け足で済ませて、茅ヶ崎市のコミュニティーホールの講演会に飛び込んだ。40分遅刻していた。

「セルフエスティームを大切にした関わり」
-----川並かおる氏(幸町クリニックなごみ)

主催は「湘南子どもネットワーク」保育園の保母さんが中心の集まりだ。ここには障碍理解のある方が企画を組んでいる。特に自閉症関連の企画があるので、毎回参加しているのだが、今回、シュタイナー系のひとなど宗教系のひとにも感じるのだが、喜怒哀楽を脱色したような抑制の語りの薄気味悪さ、これは臨床系に結構頻繁に感じる語り口だが、聖句や医学の真理の開示を聞くかのごとく、しっくりこなかった。

いじめの諸態はそれなりに般化・抽出しているが、語り部(医師・カウンセラー)は徹底して外側に身を置くのだ。しかし、いじめについて、加害者が自分は1回しかしていないという行為も、集団行為では数十回の行為として当人にのしかかっていく。この重みへの無自覚をどう崩していくのかという、その事例報告が出てこないのも臨床系講演の特徴となっている。教員・現場職員からの講演ではなく、地域医療からの心理屋のアプローチだから、事例は被害者個人とのカウンセリング、心の解きほぐしの課題になってしまう事情が反映している。欲求不満が残った。医療現場と育成の現場とのリンクが要。そこをはずしている。

最後に、Sound of Music の「Something Cool」の訳の中から、「私に素敵なことがやってくるのは、きっと自分が以前良いことをやってきたからだ」という引用があったが、宗教そのもの。この前世的主観性いただけません。

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夜間傾聴:##君(仮名)
     *****君(仮名)
     大森海岸君(仮名・傾聴にあらず)
     いのちの電話担当者(昨日の件の報告)

とりあえず、引きこもり元青年の方とは、昔担当したことがあるので、私を経由したという経過を説明。とりあえず先方がつながったようだった。楽観はできないが、この糸を太くして欲しいと願った。

講演会の後、毎回2次会がある。今回参加しなかったのは、前回の空転のいきさつも無いことは無いが、トイレの掃除ブラシや使い捨て雑巾、尿取りパッドを持ち歩いて参加する気になれなかっただけの話だ。祖父母と父の搾便体験している男性は少数派だと思う。自分の子どもだったらあるだろうけれど。便器ブラシを振ってこれを肴にするのは、先方に迷惑かなと。

(校正2回目済み)

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