湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

武蔵工大現代GP成果発表会にお邪魔して

2009-02-22 12:02:59 | 引きこもり
昨日は母に来客があるので父は階段を降りてこないだろうということで、昼間一日、武蔵工大の環境情報学部の現代GP発表会にお邪魔してきました。発表者以外は部外者は私ひとり。奇妙なおっさんが割り込んできたとの感あり。

目的はいくつかあった。まず、「わーく」編集部の技術スタッフ確保。情報技術系の街づくり事例から茅ヶ崎協働ショップとの連携の可能性を模索。(都筑区で連携の例あり。)SNS携帯ネットワークの基礎ソフト探し。Webデザイン系の活動見学というところ。横浜の市民活動では、NOTAなどの柔らかなオンライン環境を提供してくれた実績があるので、問題は、社会的弱者特に障がい者との連携活動に接点のある方を発見できるかということと、地理的な遠さ。

パネルの中に、障がい者防災避難訓練の話と、地域グリーン探索の自転車の話があった。携帯オンライン環境のLocoMapが、GPS携帯とGoogleMapの統合環境を提案していた。これらひとつひとつは、直接私の関わる諸活動に関係は無いが、接点は無いかと学生さんに質問をぶつけてみた。自分の行っている研究の「普遍性」ということについて自覚が少なく、都筑区の街づくりというフィールドに特化した語りだった点で未成熟を感じたが、その研究テーマの「面白いところは、どこですか?」という意地悪な問いにさらりと答えていたことは、確かにちょっと面白い発表ではあった。

発表関係者以外の部外者が私ひとりということもあって、教官の方々とも話すことが出来たし、そこで茅ヶ崎市で始まろうとしている試みの意義について、簡単なプレゼンをすることができた。何かのときの協力関係が出来ればいいのだが、とりあえずの接点をつくって来た。教官の皆様、感謝。

「都市計画・街づくり」というと、市民活動には親和性が強いが、これらの活動は「なぜ・いま・ここで」というモチベーションが希薄で、「便利・より良い」が跋扈している。皆が嫌がる視点だが「苦しみ・悲しみ・枯渇して」打開を求める声とか、「諸領域の自主活動の局面」が反映していない。求めるところに研究者の知識と技能が届いていない不満・現場の課題と結びついていない不満は、武蔵工大だけでなく、他の関係学部の場合もまた、いえることだ。

だから着想の緻密化の結果、一度統治の視点(トップダウン)に現場の声は変換脱色されてしまう。その対象がマス化されて、集団の安心とか喜びという束ねから深められない。標準化された公の顔をした個人の表情となり、個の表情が見えない。この矛盾に気付いている研究者はその分不純物を飲み込んだような混沌を、ほつれのように孕ませているものなのだが、それを求めるのは無理だった。

引きこもり青年と語るとき、この「普通」の「明るさ」に押しつぶされて、窒息している者も少なくない。人の生涯の避けがたい人生の凹凸を、マスの最大公約数でのっぺりさせてしまう難。私が無理難題を言っているのだろうか。

ことは情熱の根源に至るのだ。公共と共同行動(マスゲーム?)の酔いが原動力となっている。私の求める、必要とか共鳴とか参画の醸す熱は、点でつながりながらも、微妙にずれていた。

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父が「一日中無事だったか」と私は母に聞く。母の険しい顔。「もう長時間の留守は、やめにしてほしい」と、母が言った。その言葉をわざと受け止めずに、何があったのかをきいた。母の来客が制止を聞かずに、父のところに挨拶をと、階段を上がっていってしまったのだ。父は排便を終えて下半身が裸。絶句して挨拶もそこそこに客は退散してきたという。私たちは日々父と格闘しているから、ふぐりもなにも無頓着、ただ清潔を保つ為に父に文句を言っているだけだ。母の客は勝手に行くのがいけないのだとしても、驚いただろう。しかし、父も父である。客が退散したあと、その格好のままで、何か用件を言いながら階段を降りようとしたらしい。父は着替えないし、階段の危険に懲りない、この辺が変なのだ。

2階に上がっていって、何が起きたかがわかった。ポータブルトイレ周りが便で汚れ、悪臭が立ち込めていたからだった。長時間家を空けることができない。悩ましい事件だった。

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私は帰り道に県立図書館から

●「「ひきこもり」への社会学的アプローチ―メディア・当事者・支援活動」
●「児童虐待を認めない親への対応―リゾリューションズ・アプローチによる家族の再統合」

の2冊を借りてきた。地域図書館が他館貸し出し扱いではなく、県立図書館窓口代行もしてくれると助かるのだが、市と県の差、行政の壁というのだろうか。

夜間傾聴:□□君(仮名・親御さん)
     多摩センター君(仮名・こちらから)


(校正2回目済み)

p.s.母が洗濯物の山の中に、私宛の私信封筒を紛れ込ませてしまった。大事な申請書式が入っており洗ってしまった、焦り。仕事を分担するとこういうことだらけ。母は気が無いのだ。油断できない、頭痛がしている。

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