湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

「雇用・能力開発機構」解体し、主要事業を廃止へ」!

2008-08-18 07:42:24 | 引きこもり
沼津から伊勢原君(仮名)の便りを携えて、彼の保護者代わりをしている@@さんがやってきた。@@さんの実家のある平塚で、いろいろと近況を聞かせてもらった。

実はその伊勢原君が4時ごろに、彼の携帯からアクセスがあり、丁度そのとき、******君との話と重なった。******君とはそのころ1時間ほど話していたので、伊勢原君を優先させてもらう調整をしていた。話が中途で終わった感が残るのはよくないので、******君の区切りまで話して終わった。伊勢原君をちょっと待たせたかなと思った。案の定、メールを出しても彼からの応答がなくなっていた。大概、今まで実は先方がメールを受け止めていて、話し出せる契機を欲しがっていた。寝てしまったり、対話を諦めてしまったりしているのではなく、粘り強くメールを出し続けていると、突然応答が立ち上がってくることが、経験上多いようだ。気持ちの再充電が、いるのかも知れない。

4通目のメールを出し終えたときに、伊勢原君の語りが始まった。いろいろあって、ともあれ作業所で午後、週3回ペースで働いているとのこと。伊勢原には、もう戻ることは無いので、「伊勢原」くんは変だという話と、そのほか語れない、いわゆる「内緒」話もたくさん。とても充実した内容で、いい時間を過ごさせてもらった。再会の件で、「小田原あたりまで出てきてもらうと直接会いやすいのだが」と私が書いてから、応答がぷっつりと止まって、少々困っていた。間もなく「沼津にしてください」と応答があって、その空白に彼のまっすぐな感性を感じ、私は深くうなづいていた。伊勢原君、近々、また話しましょう。

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「「雇用・能力開発機構」解体し、主要事業を廃止へ」という記事に出会って愕然としている。赤字特別行政法人の統廃合の流れに沿ったものだが、優れた就労相談活動を展開していた横浜ヤング・ジョブ・スポットのもとの経営母体であり、記事によると小田急相模原の「職業能力開発総合大学校」は廃止という。就労支援の大きな枠組みが変わっていく。

ヤング・ジョブ・スポットは「ミニ講座」という即席ゼミを重ねて、本人活動の香りがとても強い、共感できる活動だったために、こうした活動に水をさす不安定な地下水の流れがあったことを改めて知らされている。就労支援活動がより細分化され、市町村自治体レベルの相談活動が一般就労の方でも始まってくるのだろうか。

私か常々思っていることは、就活は企業求人に当てはまる活動のように狭いものではないということだ。賃労働下では労働の目的が一度棚上げされるので、働く意味が見難くなるが、労働は社会と結びつくことであり、その所属は企業と私生活を含む様々な人間関係に支えられて意味づけられるものなのだということを忘れてはならない。

労働協約に基づいて企業と個人が契約で結ばれる関係は、そういう社会関係(家族を含む)と背後で深く結びつくために、その協約で取り決められた活動だけを切り出せば、個人の情熱の部分、モチベーションの部分が見えなくなる。そこを育み関連付けているのが地域の本人活動や私生活の拡がりなのだ。

キャリアの単純なスキルアップによって「就労支援」としてしまうと、結局彼は望まれる商品として自己規定していくことになり、生の動機・開拓の情熱の部分は、先方の鋳型に従うことが「就労」になってしまう。ましてや、起業のような形は想定外となり、有償地域活動のようなスタイルは、相手にされないことになってしまう。これは、やはり変だ。

就労相談の権限が市町村レベルに委譲されてきたとき、従来の業務と同じスタイルでそれを継承していくのはどんなものだろうか。またその展開力が分散弱体化していくのではと恐れを感じる。

週明けから、市町村自立支援協の動きや、職リハ関係の動きも出てくる。私はこの再編を公開議論の場に持ち出し、地域の形をより本人の結びつきやすい形へと、専門家に任せ切りの形から脱却する方策を提案していく。ごまめの歯ぎしりであるが。

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伊勢原君と話していても感じたのだが、地域マスコミの「放送局を作る」と言ったとき、ふたつのイメージの誤解があるように思える。

ひとつはエンタメの流行に乗った自己陶酔的な感じ、もうひとつは議論のような論理性を伴う衝突の場のイメージだ。私はクロス・インフォメーションが軸になってもかまわないと思う。消費情報に話題がくくられることには反対だが、そこから滲み出す生活の、いわばQOLが共感できる実用交流の広場をまずすえておきたい。健常者一般よりは、フレンドリーな顔見知りの拡がり(SNS)としてである。就労支援も求心的な意味合いというより、職活を個に閉じた秘密のマッチング活動から開放された形へと開いていく活動に意味を持たせている。ネットワーク自体が便利であり、企業と接しながら職業の話題を親しめる、柔構造のコミュニティの循環(情報)系活動を促進するのだ。

このシステムを支える公共的な性格の活動を、協業化し、会費以外の収入で有償化していきたいのだ。このコミュニティと、運営活動がプレ就労と再出発のための地域緩衝帯としてはっきりと機能していきたいし、ここに第3セクタ的公共活動の道を敷きたいのだ。ソーシャル・ファーム(社会的企業)のインフォメーション労働版、「わーく」はそのなかの触媒的な部分である。

この初期イメージのずれが、ディスコミを生んでいる。特別支援校卒業生の就労生活支援を膨らませる筋とのテーマの重なりの部分の齟齬が難関としてある。本人活動重点のアイデアと、変容の豊かさがこの空転を埋めてくれると思う。それを語りつくしていかなくてはと思う。

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父の徘徊と風呂の事故があってから、さすがに昨日は大人しかったが、それは薬の飲みすぎと低血糖を起こしているからだとわかって、夜になって慌てた。薬の管理も怪しくなっている。どうしたものかと憂鬱になっている。


夜間傾聴:******君(本人)
     伊勢原君(仮名)


(校正2回目済み)

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