湘南オンラインフレネ日誌

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X'masプレゼントの絵本から/恐慌前夜の就労支援の形をつくる

2008-12-25 08:19:30 | 引きこもり
私の友人の娘さんにX'mas プレゼント贈るのが習慣になっている。幼児絵本から大人びた絵本までの経過を通ってきた。「絵本」は子どもだけのものではない。じっくり絵本を観てみるといい。それが実感できるはずだ。

やっと旅立ちの話、すでに古典になりつつあるアネット・ランゲン&コンスタンツァ・ドロープのフェリックスの旅シリーズを贈った。絵本に手紙が貼り込んである。封筒をあけて中身を読むのが楽しい。

私は絵や写真を独立して楽しめる作品が好きだ。このフェリックス(うさぎ)は全体の安定感と、想像への誘いがいい。

私のところも、彼女のところも親御さんの事情は窮地に立っている。しかし子どもは直接それに巻き込んではかわいそうだ。私は毎年、冬期講習と重なっていわゆる忘年会には、ならない。駒沢公園近くにすんでいるもと引きこもり青年と年越し散歩をしたことぐらいが、年末年始の行事だ。

昨日は能開校系の「心の悩みを抱えた方のキャリア形成支援プログラム開発」分科会の企業担当者教育プログラムの話のために、かながわ人材育成支援センターに行ってきた。市民活動畑からは私だけ。カンセリング技法の伝授の流れが強く、時代状況が反映されないのが、なんとも違和感。県の公共窓口関係者と、いわゆる産業カウンセラーのプロとの接点のひとつなのだが、ここには当事者の吐息のひとつもきこえてこない、私にとっては異様な場でもある。

今、この間の活動をシンボライズする概念をたてることができたので、新年の提案にしようと思っている。大きな流れとしては、世界恐慌前夜のような厳しい時代に飛び込んで、非正規労働者が切り捨てられている現状で、引きこもり青年や、障碍者の就労のようなさらにハンデのかかったひとたちの就労は、現行の企業のままでの就労は、一層空洞化と空転が進むだろうということ。法定雇用率達成の採用のその後の労働がおざなりになるだろうということ。

生活保護と障碍年金の生活は、背後を支える家族の家計の危機や、親亡き後の生活保障が不安定化するために、年金自身いっそうの切りつめを要求されること。支援団体の経営難から、当事者を支える裾野が弱体化すること。この辺だろう。

企業就労とは別の地域起業も、経済危機は重しになるだろう。篤志家の資産に頼った展開は限界だろう。

第3セクタ的な支援ネットを障碍横断の形でつくっていくことに加えて、あるひとつの仕事を複数名が請負う方法も浮かび上がらせようと思う。精神の分野では、安定就労が難しいことが問題になっていた。企業側の常識では労使の1:1の契約が雇用だから、変則的なチーム雇用を実現する。「ワークシェアリングネットワーク」をオンライン機能を重視して作る。このセンターを茅ヶ崎若松町からスタートさせようという話。今はこの精選と肉付けを行っている。仕事探し・仕事作りもネットが担っていく。

こんなことを考えながら授業をやっているから、教室からひとり消えたのを気づかなかった。相手が大人だから、上司に叱られもしないが、やはり、まずい。

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いすず藤沢工場の知り合いから、非正規雇用者の、直接雇用期間工の中途解雇が来春の契約満了時の雇い止めに、方針がずれた話を聞いた。ボーダーのもと引きこもり青年で、地元採用枠で入社してから彼は長い。正規雇用である。依然独身だから、切られるときは先にやられるだろうなと彼は言う。

切られたら何を支援できるだろう。受け皿をハローワークや地元企業と連携することはできないだろうか。また大風呂敷をと交わされそうだが、当事者のネットワーキングで支えあっていかなくては、打開の道は開けてこないだろう。

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切り分けが難しい。

まもなく母の大学病院に出かける時間。これで…。

夜間傾聴:##君(仮名・一度会おう)

<チェックした記事>
●「障害児宿泊の臨時職員同行費 親らへ返金/千葉」
●「「家を」「職を」支援動く/埼玉」

p.s. 今日の予定・母の病院へ>父の特養へ 配達屋。

(校正1回目済み)

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