湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

1/28 遅ればせの特定健診/「非接触御用聞き支援」のアキレス腱を考える

2021-01-29 03:08:00 | 地震津波災害ボランティア

2021/01/28 

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昨年秋の引越し騒動の影響で、母と私は特定健診を忘れていた。先週、市から特定健診をしませんかという通知が届き、病院外来はコロナ感染のリスクがあるが、ここふつか、ふたりとも健診を受けてきた。


母は「めまい」の件もあるので、平常の検査項目にない頭頸部MRI、私は血栓チェックのための頸部エコーを加えた。結果はまだだが、やはり感染を意識するのか外来待機の時間、ひとが空いているのに居心地が悪かった。


母の検査の待機時間、「非接触御用聞き支援」のアキレス腱となる「介護」の不可避な要支援者の「排泄・着替え(洗濯)・清拭」をどうするかという課題だった。接触の課題だ。付け加えれば、プライバシーの課題を孕む「金銭補充」もある。しかし、前者は難題だ。


陽性自宅待機者は、家族がいる場合、介護は家族に任されるが、当然家族を感染の危険に晒すことになる。


陽性単身自宅待機者の場合、体調が悪化したとき、自立活動が損なわれた時点で、本来は入院すべきなのだが、中等症に入った段階で、途切れのない介護・看護観察の介入を前提とした自宅待機に移行すべきなのだ。症状悪化の過渡的な場面が、一番変則的な支援が要求される。トイレ通いが出来なくなり、食事・水分摂取、着替えが困難になった時点では「非接触御用聞き支援」は無理だ。


逆に考えよう。自覚症状が軽度あるいは無自覚で、自宅待機している要観察者の支援と、生存と体調観察に仕事を限定すれば、「 非接触御用聞き支援」は成り立つのだ。保健師、訪問看護師の補完をなし得る。


私は災害ボランティアへの要配慮者支援にフォーカスした支援を経由して、障害者支援活動に接している。そこにこだわる意味で、ワクチン接種と災害ボランティア活動の概観に深入りする必要はないのかもしれないが、天災相手から、防疫という医療専門職に閉じた課題に直面し、成す術なく萎縮沈黙している現状の中で、わたしたち災害ボランティアの視界を開きたかった。


まだ中途半端だ、どうする。


母が検査を終えて、思案は中断したが、自宅待機者支援は、ボランティアになし得る活動の隙間がある。場面に呼応した活動の精査が鍵と、阪神淡路大震災資料をあたっている。


夜間傾聴 常連ひとり

(校正1回目済み)


p.s. 母の待ち時間に図書館に行き、河野裕子さんの歌集&エッセイの「わたしはここよ」を借りてきた。FBで河野さんの紹介があり、前に読んだ本だが、触発されたからだった。



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