湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

5/7 「わーくNo.063」より (上)

2016-05-08 05:40:10 | 地震津波災害ボランティア

2016/05/07 記
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「わーくNo.063」の記事を転載する。あと表紙と懇話会紹介の2ページ分が残っている。これは追って次号で掲載する。なお画像は「日本薬剤師会版『eお薬手帳』」のメニューだ。


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<金曜災害ミニ・カフェ 5月予定>

5/6
●「シリーズ東日本大震災から5年 第1回 当たり前の暮らしを求めて-障害者たちの”震災復興”-」

●「シリーズ東日本大震災から5年 第3回 されど…福島・障害者福祉は今」(各30分)
5/20
●「ハートネットTV 緊急報告・熊本地震(1)障害者・高齢者は今」

★2016/04/14 21:26 熊本県熊本地方から大分県にかけて(布田川・日奈久断層帯周辺) に発生した地震は震度7×2回と2000回に及ぶ長期にわたる余震が続くという特徴を持ち、近隣地に及ぶ広範囲の被害を出す大地震となった。このため、4/22のカフェは、緊急レポートに番組を入れ替え、予定の番組は5/6に移動した。

 

<連載★個人医療情報QRカードの検討 No.022
  電子版『お薬手帳』と日本薬剤師会版『お薬手帳』>

●もともと「お薬手帳」は何のためにあるのだろう。複数の医療機関の治療を受けている場合の処方薬の重複処方や、薬品の禁忌のチェックなど、いわば「薬剤師のために」作られたと言っていい
だろう。ところが、マイ・ナンバーカードの副次機能利用を通じて、携帯個人情報カードの利便性
をCMすることで、改訂住基カードとしての所得税管理カードを魅力的に見せるため、病歴・服薬
情報などを一括管理する案が浮上した。このことで、医療情報は「お薬手帳」と「マイ・ナンバー」
そして消防庁の「防災カード群」に3系統化することになった。ところが、それらは目的が微妙に異なっている。
●「マイ・ナンバー」企画の登場によって「医療情報の常時携帯」が容易になることにより、「お薬手帳」の処方薬情報は「災害時健康危機管理個人情報」としての機能が浮上することになった。その関係か、「お薬手帳」も「スマホ・携帯電話版」が登場する。日常の交通事故などの場合は、使えても、大災害時、一挙に大量の傷病者が生まれたとき、救急治療後、大混乱を起こしている医療現場では、使い物にならない。その使えない事例を「日本薬剤師会」の「電子お薬手帳」から見ていこう。今回はそのメニューのTOPから2次画面までを掲載する。(つづく)

 


「わーくNo.063」の記事から。

<金曜災害ミニ・カフェ・レポート>(Apr.2016)
4/8 「ハートネットTV/誰もが助かるために3部作」
4/22「緊急報告・熊本地震(1)障害者・高齢者は今」

●今回は、4月14・16日、Mj6.5(Mw6.2) / Mj7.3(Mw7.0) / 震度7の熊本地震の勃発によって4/22の予定を急遽変更した。熊本地震報道の特徴は、長期にわたり繰り返す余震の中で、集団避難生活に困難を抱える方の追い込まれた姿や、避難所生活に無理を感じ、車中泊を続ける人々の仲から、エコノミー・クラス症候群で突然死する方や、ノロウィルスによる食中毒等の具体的姿がクローズアップされたことだ。東日本大震災の教訓は活かされ、物資・食糧の手配は迅速に行われたが、一方、物資地元集積所に滞留する物資や、高齢衰弱や慢性疾患の方(益城保健避難所軒下に寝かされた有料老人ホーム『桜花』のお年寄りたちは、迫る暴風雨からの避難に迫られていた。)が、居場所を失っていた。そういう切羽詰った映像が「緊急報告・熊本地震(1)」だ。

●一方、東日本大震災の中で、5年目を迎えた今、災害弱者の方々の避難生活を振り返って、今何を継承せねばならないか、そしていわゆる「共助」をどう培っていかねばならないかを「シリーズ・誰もが助かるために 3部作」は見事にまtめている。その中で、脳性マヒにより,痰の吸引や胃ろうなど常に医療措置が必要な方が、病院に空輸されたが、命の境を彷徨う重症者でベッドが満床になっているために、送り返されてしまう問題も起こった。また同様の看護を要する方を遠方に疎開する提案がなされても、複数の介護等があって、家族が分断されてしまうために、移動できない矛盾が起きていた。

●こういう映像をみるたびに、ボランティアは地元で結束しておく必要を感じる。外部ボランティアは、環境整備や物資搬入以上の長期支援が難しくなる。安全避難以降のケアを考え続けたい。


<災害その時☆ハイティーンズの仕事(01)
   ~引きこもり青少年と災害ユートピア~>

●新企画「災害その時☆ハイティーンズの仕事」は、発災時、地元の大学生・中高生は、学校というモラトリアム空間から、地域の一個人として状況に向かい合うことになる。しかし、学校ではその奉仕活動を綱渡りのような感覚で、彼らを抱え込んでしまう。問題が起きたら教員の責任が問われるからだ。東日本大震災のときは、避難所に全国から集まったボランティアに無視されて、参加の場が学校がしつらえた無難な集団行動に抱え込まれていた。

●しかし、熊本地震の場では、避難所の支援や、子守りなど被災者家族の支援に高校生の自発活動が見られた。また、これは社会的挫折体験から引きこもっていた若年者が出番を得て、社会復帰する貴重な場にもなった。こうした被災を契機とした少年・若年層の役割を連続的に見て行きたい。

●今回は、2016/04/04 河北新報に紹介された引きこもり者の社会復帰の記事「あの日の防災無線 引きこもりの扉を開けた」を紹介する。著作権の関係もあるので、URLや、QRコード
  で記事を紹介する。

●「あの日の防災無線 引きこもりの扉を開けた」(河北新報 2016/04/04)

<編集後記> -----------------
 5/9(月)18時から、茅ヶ崎市役所コミュニティホール5階B会議室にて、災害弱者支援を考える懇話会が開
かれる。都市型災害の阪神淡路大震災を障がい当事者福本年久さんを招待して生活再建の体験を聴く。21
年間のエピソードは貴重なものになるはずだ。乞参加。会場へ。


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夜間傾聴>ひとり

(校正1回目済み)

 

コメント
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