湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

2/9 買物難民ML第1報/巡回の一日/炭谷氏茅ヶ崎講演打ち合わせ第1回があって

2011-02-13 17:13:05 | 引きこもり
2011/02/09 記
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「買物難民」の素読1回目。目的について。都市部に住む高齢者の独居率について。2030年度の独居生活者が3分の1に膨らむ近未来の予測。第1章は郊外過疎化が進む地方都市の独居高齢者像。車社会から取り残された高齢者の不便。

都市部で孤独死が生まれる状態を、家族の補助がある高齢者像が覆い隠してしまう状況。介護保険で生活の中心を維持できない不十分な状況、生活保護世帯への制度的支援の実情。今後少数派の課題とはいえなくなる見通しのこと。

自営商店の危機的状況から、昔の商店街復活のノスタルジアをこめて、自営業者が高齢者の買物代行の話を出しているのか。ヘルパーが支えるから高齢者の生活問題への参与は無理なのか。(引きこもり青年たちの御用聞きsysの上げ潮は幻想か。)

この書は過疎に崩れ行く地方都市の独居高齢者の状況という像を描いているが、大都市および周辺都市の高齢者像に書き直してみる必要がある。

映画「ALWAYS三丁目の夕日」要チェック。

(ここまで)

自分の家庭の介護を5人約30年関わってきて、生命線に関わる部分の不自由は生み出さずに済んだ。おそらくは支援制度を平均的な介護家庭より積極的に使ってきた結果乗り越えられたのだと思う。しかしその大半は闘病支援のようなサポートであり、家族支援が得られる高齢者もQOLという意味で、充足していたとはいえない。「買物難民」を読み込んでいる動機は、家族による介護の隙間をうめるサービス、例えば看護資格の不要な範囲の留守番等を洗い出して仕事化するのか、独居の方の見守り支援に置くのかという仕事の実像を作っていく作業になる。

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慈恵医大の診療で遅れていた巡回を済ませた。今回は東林間君(仮名)と、南大沢君(仮名)、ちょっとだけ橋本2君(仮名)。■■先生の彼女宅が橋本2君の家のすぐそばだとか。余計な情報。とにかく世間は狭い。茅ヶ崎に離れていて、少々ホッとしている。

しかしうまくいかないもので、小田急沿線の子たちと、相模線・京王線沿線の子たちという組み合わせになることが多い。町田経由が鬱陶しい。

時間が中途半端に空いて、海老名で買物を済ませた。最近辻堂北口に開店した青物店と同じ仕入先か、青物のアウトレット品のようなパッケージ売り商品が手に入る。辻堂よりも品数が多い。未成熟しいたけなどは、調理に注意して干からびさせないよう蒸すなどして利用すると、石突きを取る必要が無い。香りが弱いのが難。私が以前、煎餅汁の素を提唱していたとき、それ以前に煎餅というと障がい者には無理という拒絶が入ってしまった。そんな苦味を添えて、一見乾燥お好み焼き風素焼き煎餅の具に化ける予定。保存のため、素焼き後、天日干しが必要。煎餅汁の素。

また、孤食と文句が出るので、母に遅くなる件を「通告」。立ち食いソバ屋でつなぎの食事。サポセンのコピー用紙は再生紙で再コピー原稿には向かないので、コンビニでコピー。整理する場が無く、荷物が足元に倒れ掛かり通行人が蹴飛ばすはで、冷や汗をかく。ちょっとの水平面を作ってくれない苛立ち。

クリーニングに出した衣類やら買物袋やら、いただいたイチゴ(相模原特に海老名は産地)やらをサポセンに持ち込むのはさすがに格好がつかず、コインロッカーに入れて、炭谷氏の講演会の初回企画会議に出た。

4名。私が誘って応答があった2名は来なかった。少々がっかり。

ともあれ、講演の主旨確認と、短期間の準備手順確認を済ませた。タイトルが案の定、難しいということが問題になった。

今回の講演は性格上支援関係者や行政が中心、当事者とご家族には一般的な話になって聞こえるかもしれない。しかし、枠組みの拡張、自分たちで起業する道の可能性が広がる話なので、講演の意味合いが大きいので納得がいく話に膨らませていかないといけない。そういう事情がからんでいるので、バランスが難しいのだ。炭谷氏にしても、こういう地方事情がからむ小さな会合の話はやりにくいと思う。炭谷氏の世界を仲介する企画であるためには、実例がかなり大きな役割を持つものと思う。健常者との協働という意味で、明確な「ソーシャルファーム」の国内事例が少ないので、近似する事例が多くなると、「ソーシャルファーム」の輪郭がすっきりしなくなる恐れがある。この質的な問題を抱えつつも、既に関係者間には社会的企業の試みが検討されている現状を動かす内容を持っている、その魅力は失わずに済むだろうと思っている。

タイトルの議論は、不況下経営が難しくなっている施設運営者の企業的手法導入の戸惑いの中に行われる講演、就労状況が著しく悪化している中の企業就労に向かない方の起業就労の提唱という意味の講演。行政には高い箱物支援から運動上の協働のスタンス確定の意味合いを持っており、そういう認識の中で、期待できる内容と受け取れるタイトルをということを私は考えていた。

この拡がる社会的企業の手法の模索中の状況という事や、行政に就労支援の別視角を提供するという点は、共通認識にならなかった。当事者の側、「企業就労に向かない方の地域起業の道」提案という線をめぐってタイトル論議はなされていった。

炭谷氏には新しいタイトルの了解を得るために、連絡させてもらった。とにかく準備期間が短いので、いくつかは「仮称」の形で進ませてもらうことになる。修正版があとから追いかけるという具合だ。


「企業就労が難しい方との地域の仕事作り、国内外の事例から~『ソーシャルファーム』(社会的企業)という仕組み~(仮称)」(当座のタイトル)

という状況だ。障碍者と健常者の協働、企業的手法の価値というところがなかなか反映できない難がある。

3月8日(火)18時半~21時
       茅ヶ崎市役所分庁舎コミュニティホール5階AB会議室
       定員70名(申込制先着順)無料

という線は決まっているのだが。ブログを見た方は、コメント機能を使ってお申し込みを。神奈川県・茅ヶ崎市行政、湘南地区の支援関係者を優先するので、参加OKの連絡は、今月末、返信させてもらいます。講演の性格上の操作なのでご了解下さい。

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夜間傾聴:□□君(仮名)
     橋本3君(仮名)


(校正1回目済み)

コメント
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