湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

裏方はそれなりに面白いのだが

2004-10-06 23:26:59 | 不登校
 歩行者天国のあるところでは、その場を使って大道芸などの動きがあっていいようなものだが、地方都市の歩行者天国は低迷している。時代的なものもあると思うが、茅ヶ崎警察署に道路許可申請の話を聞きに行って、取り締まりもかなりきつくなっていることを感じた。突然の殺傷沙汰の事件がマスコミに頻繁に取り上げられるようになった関係か、昨今はトラブルの元となりそうなものを事前に排除しておこうということのようだ。

 商店会の人たちに聞いてみた。宣伝になるからいろいろなことをやってみたいが、なかなか警察が許可してくれなくてねと語ってくれた。そういえばバブルの頃のような風船や景品のばらまきも少なくなった。不景気ということも大きいが、事件が起きると影響が大きいからという自制も働いているようだ。

 昨日はあいにくの雨だったが歩行者天国の範囲と会場の歩測を行い、会場の様子をどう通行人に伝えるか広告の方法に腐心していた。会場が通りをはさんでふたつあるというのは、こうも運営しにくいものかと思う。会場の熱気が分散してしまうのだ。

 ここに受付の机を置く、ここにタコ焼きの屋台、ここがバンド…。看板の視角や、効果的なCM法、こういうことを考えながらふと思った。こういう行事の企画の工夫が嫌われるようになったのはいつごろのことだったろうかと。学校の文化祭も高校は喫茶店だらけになって、どこの高校に行っても大差ない。ぽっきん金太郎飴のように同じようだ。高校教員の友人にきいても話し合いは集まること自身が難しい。話がまとまることはありえない状態だという。文化祭が流行おくれという話ではない。当日結構人出はあるし、にぎわっている。ただお手軽企画が圧倒的だということ。もともとそんなに個性的な企画は多くなかった。しかし「企みの面白さ」ということが煤けてしまったような気がする。実際どうなんだろう。教員の手の内の行事なんてという論は違う気がする。それではどこに「企みの面白さ」が沸き立っているというのか。

 僕は不登校・引きこもり傾向の子たちの授業を担当している。期間だけはジジイだから長い。そこでもオタクがいなくなった。なんとなくのまま、時が過ぎていく。公園を作っても子どもの遊び場と等しくないように、今回の企画が参加団体の利便が優先して当事者の参加の面白さがかけているのはわかっていた。だがしかし。

 深刻になることもない。お馴染みのジジババだらけの沈没の結果なら、その沈没を潜水艦に化ければいいことだなどとひとり居直ってみたり、カウンセリングと治療臭を払拭したいんだよなとぶつぶついいながら、びしょぬれのまま、駅ビルの買い物に突入したのだった。全く…独り言をいうようになったら年である。

コメント
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