ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

桜散る

2009年04月11日 | 散歩・旅行

 先週は満開の桜を楽しみましたが、今日は散る様を見に行きました。今日は健全にノンアルコールです。桜はまるで雪のように、競い合うように散っていました。
 その様は、命のはかなさと、時のうつろいが無常であり、時間感覚など無意味であることを物語っていました。


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金婚

2009年04月10日 | 社会・政治
 天皇皇后両陛下がご成婚50年を迎えられたとか。
 おめでたいことです。
 私が思うのは、皇族のあまりの不自由さです。納税の義務はあるのに、選挙権や住居の自由などの社会権は認められていません。制度自体、時代錯誤という気がします。
 よく、天皇制は日本文化の源だから、天皇制が廃止されたら日本文化は崩壊する、などとのたまう輩がいます。
 私はそうは思いません。天皇制という伝統の上に、たとえそれが廃止されたとしても、新たな文化を創造していけば良いのです。我がくにびとは、その力を持っています。
天皇制を維持するにせよ廃止するにせよ、人間である皇族に、人間として当然与えられるべき人権を与えることが重要だと思います。

 権力がなく、過剰な権威だけがある人生とはいかなるものでしょうか。

 鎌倉幕府第六代将軍で、初の皇族出身であった宗尊親王は、執権政治のため、将軍とはいうものの何の権力もありませんでした。京の都から鎌倉に下向して、何を思っていたでしょうか。
 宗尊親王の歌に、
「心をば むなしきものと なしはてて 世の為にのみ 身をやまかせん」
というものがあります。自分を奮い立たせながら、虚無感が消えない、孤独感が感じられます。御製では作りえない、真実が込められているように感じます。
さらに、
「世ををさめ 民をたすくる 心こそ やがてみのりの 誠なりけれ」
という歌もあります。こちらはやや優等生的というか、建前論のようで、興趣がわきません。逆に言えば、こういう歌を作らなければ、示しがつかなかったということでしょうか。


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言語

2009年04月08日 | 文学

 ドナルド・キーンは、エッセイのなかで、国文学者のなかには外国文学をちっとも勉強せず、日本独特の表現とか美的感性とか評する者がいる、と非難しています。日本語にしか存在しない表現というのは、おそらく皆無でしょう。よく英語は論文向きで、日本語は詩歌に向いているとか言います。私は横文字は苦手で、外国文学はもっぱら翻訳で読みますから、よくわかりません。
 国文や国史を学ぶと、つい、国粋主義的な思想傾向に走りがちです。これは万国共通のようで、浪漫派の文学者は、どこの国でも国粋主義的な傾向を持つことが多いようです。その最たる者が、三島由紀夫でしょう。
 よくよく気をつけなければなりません。
 石原慎太郎が、真にナショナルなものしかインターナショナルにはなれない、と言っています。逆に言えば、どんな独特な芸術でも、古典の裏づけを持ったすばらしいものなら、世界中に受け入れられる、ということでしょうか。


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花見

2009年04月05日 | 散歩・旅行

 昨日は近所の公園に花見に出かけました。
 桜は満開。多くの人が、花見を楽しんでいました。
 私はコンビニでカップ酒とつまみを買い、ベンチに座って花に酔い、酒に酔いました。
 昼酒は、正月と花見と、年に二回です。気持ちよく酔いました。

 今日は古民家を改装した風情のある蕎麦屋で蕎麦を食いました。
 風味の良い、上品な蕎麦でした。
 良い週末を過ごしました。


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