ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

世界の終わり

2014年02月13日 | 思想・学問

 最近、私のお気に入りの歌い手は、SEKAI NO OWARIです。
 皮肉めいたひねりの効いた歌詞を、スタイリッシュに歌って見事です。

 一番のお気に入りは、「不死鳥」
 ロボットの女性と恋に落ちた男の歌で、ロボットが不死身であることから、自らも永遠の命を得ることを望んでみたり、彼女にいずれ死が訪れることを望んでみたり。
 それは切なくも美的な歌詞です。



 ライブでは意外にも元気いっぱいで、不思議な感じがします。



 また、「天使と悪魔」という曲では、正義を生み出した神様聞こえてますか、あんなものを生み出したからみんな争うんだと歌ってみせます。
 
 いかにも相対主義的な日本人らしいものです。


 かなり日本人的な感覚をスタイリッシュに歌う姿は、好感が持てます。

 こういう人々が人気を博すあたり、近頃の若者も捨てたものではありません。
 知らず知らずのうちに、日本的な価値観を身につけているということでしょうねぇ。



 この国に生まれ育てば、特別の教育を受けなくても、自然に仏教的無常観神道的清明心儒教的道徳感などを身に付けるものと思われます。

 それが伝統であり風土というものなのでしょう。

 したがって、私たちには理解不能なイスラム原理主義や、お隣、韓国の滑稽としか思えない感情的な行動もまた、彼らの伝統と風土が産み育てたものと考えなければなりません。

 彼我の間に優劣はなく、ただ相違があるだけです。

 私たちは相違があることを肝に銘じて、違いを尊重する態度を涵養せしめねばなりますまい。

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