昨日出席した都内某ホテルでの会議、13時から16時30分まで、事務担当の私が作ったシナリオどおりに進みました。
議長、お見事です。
進行予定案の終了時刻から五分と変わらず終わらせ、議論すべき点には時間を割き、はしょっても構わない点は「資料を読んでおいてください」の一言で終わらせる、江戸弁も爽やかな某私大の副学長の進行に、うっとりしました。
以前、某私大の教授が議長だった時は、仕切りということを全くせずに言いっぱなしのやりっぱなしで、13時に始まった会議が20時ちかくまでかかったことがあります。
議長の手腕一つで、会議というのは大きく違った様相を呈するものだと、感心したしだいです。
よく政府の有識者会議などで学者が委員に任命されますが、あれはけっこう危険なのですよね。
うまい人と下手な人が極端ですから。
私が勤める研究機関の長は、会議というと自分の夢や理想をうっとりと語って嫌がられています。
しかもそれが毎回で、長いとなれば、出席者全員うんざりです。
まぁ、学術行政には向かない人ですね。
ヒラ教授のまま、しこしこ研究しているほうがお似合いです。
昨日の議長なんかみてると特にそう思います。
研究者も長がついてしまえば、行政的な仕事が多すぎて、実質的に研究の最前線に立つことはできません。
それだけに、研究以外の、調整能力とか、予算や人事などの行政的知識が物をいいます。
田舎の新設大学なんかで、学者ではない、元文部科学官僚なんかを学長で引っ張ってくるのは、その行政手腕に期待してのことで、評価の定まらない新設校にとっては、トップの行政能力は死活的に重要でしょう。
今のトップとは少々因縁があるので、どうしても小馬鹿にしたような目で見てしまうというきらいがあります。
一応上司なので、それではいけないと思うのですが、彼の度重なる暴言で、合計18ヶ月も休職しましたからねぇ。
良い上司に恵まれたいですねぇ。
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