ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

夫婦別姓

2014年07月16日 | 社会・政治

 知りませんでした。

 明治初期、姓を持たなかった庶民に姓を名乗らせるために布告された明治9年の太政官指令では、妻も夫も姓を得た後は、生家の姓を名乗ることが義務付けられていたんだそうですね。

 つまり、強制的夫婦別姓。

 同じ姓の者同士が婚姻すれば異なるでしょうが。

 ところが、明治31年制定の民法では、一転して夫婦は夫か妻の姓を名乗ることとされ、強制的夫婦同姓が始まり、今日にいたります。

 明治以前はかなり好い加減で、特に定めはなかったようです。
 ただ、武家は夫婦同姓が多かったようですが。

 長い間選択的夫婦別姓を認めよ、という運動が続き、最近では例外的夫婦別姓でも良い、と妥協しつつありますが、自民党の一部に根強い反対論があるようです。

 ことは選択的なのだから、どっちだって良いような気がします。
 夫婦同姓でも別姓でも、二人の意志で決められるわけですから。

 そしておそらく、選択的夫婦別姓が認められても、横並び意識が強いわが国の男女の多くが、夫婦同姓を選択するものと推測します。

 世間体とか、変な奴と思われることを怖れて。

 名は体を表す、と申します。

 私は夫婦別姓どころか、成人後は、理由のいかんを問わす、姓でも名でも自由に変えられるようにしたって構わないと思います。
 犯罪に利用されること必定ではありますが。

 世界を見渡しても、夫婦同姓を強要している国を、わが国以外に知りません。

 今、夫婦別姓と言うと、婚姻届を出さない事実婚か、職場などでの旧姓使用の届を出すかが、それに代わるものですが、法律による保護や生活の利便性などでは、法的な夫婦別姓に大きく劣ります。

 わが国の家族制度が崩れるとか何とか言いますが、明治31年に始まった比較的新しい制度に過ぎません。
 それ以前、わが国の家族が崩壊しまくっていたのでしょうか。

 私は選択的夫婦別姓を強く支持します。

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