ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

時代

2022年05月07日 | 仕事

 ゴールデンウィークも終わりに近づいています。
 私は暦どおりのお休みでしたが、なかには休暇を取って10連休だった者もいます。
 私は異動してやっと一か月なので、休暇を取る余裕はありませんでした。

 着実に日は過ぎ、新しい職場にも慣れていくんでしょうね。
  就職して31年目。
 異動したところでどうということも無いのは、よく分かっています。

 私は学術行政の仕事に就いていますが、年々、仕事が増えているように感じます。
 お金の使い方に瑕疵がある研究費の不正、盗用などの研究不正。
 これらが問題になり、研修を頻繁に行っています。
 私のごとき木っ端役人が、大先生たちを相手に不正防止の講習会の講師っを務めたり。
 
 また、外部資金の獲得に奔走したり。
 わが国の研究機関は危機に瀕していると感じます。

 思えば30年前は牧歌的でした。
 職員もたくさんいて、一人が受け持つ仕事はわずかでした。
 今は定員削減が進み、誰もがパンクしそうなほど仕事を持たされています。

 こんな時代が来るとは。

 それでも、辞めるわけにはいきません。
 手に職の無い私が、そこそこの収入を得るためには、現在の仕事にしがみつくしかありません。

 そう考えてみると、今の若手職員は大変です。
 気楽な時代を知らないわけですし、精神疾患で倒れる者もたくさんいます。
 私も精神の病で長期病気休暇に陥ったことがあります。
 復帰して13年くらい経ちます。
 もう二度と長期休暇はご免です。
 休んでいるのに気ばかり焦って休んでいる気がせず、絶えず罪悪感に苛まされました。

 今は定年が60歳で、希望すれば65歳まで働けます。
 ただし、給料は半減します。

 せめては60歳ですぱっと辞めて、余生を平穏に暮らしたいと思いますが、この先どうなるか分かりません。

 嫌な時代になってしまいました。 


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