ゴールデンウィークも終わりに近づいています。
私は暦どおりのお休みでしたが、なかには休暇を取って10連休だった者もいます。
私は異動してやっと一か月なので、休暇を取る余裕はありませんでした。
着実に日は過ぎ、新しい職場にも慣れていくんでしょうね。
就職して31年目。
異動したところでどうということも無いのは、よく分かっています。
私は学術行政の仕事に就いていますが、年々、仕事が増えているように感じます。
お金の使い方に瑕疵がある研究費の不正、盗用などの研究不正。
これらが問題になり、研修を頻繁に行っています。
私のごとき木っ端役人が、大先生たちを相手に不正防止の講習会の講師っを務めたり。
また、外部資金の獲得に奔走したり。
わが国の研究機関は危機に瀕していると感じます。
思えば30年前は牧歌的でした。
職員もたくさんいて、一人が受け持つ仕事はわずかでした。
今は定員削減が進み、誰もがパンクしそうなほど仕事を持たされています。
こんな時代が来るとは。
それでも、辞めるわけにはいきません。
手に職の無い私が、そこそこの収入を得るためには、現在の仕事にしがみつくしかありません。
そう考えてみると、今の若手職員は大変です。
気楽な時代を知らないわけですし、精神疾患で倒れる者もたくさんいます。
私も精神の病で長期病気休暇に陥ったことがあります。
復帰して13年くらい経ちます。
もう二度と長期休暇はご免です。
休んでいるのに気ばかり焦って休んでいる気がせず、絶えず罪悪感に苛まされました。
今は定年が60歳で、希望すれば65歳まで働けます。
ただし、給料は半減します。
せめては60歳ですぱっと辞めて、余生を平穏に暮らしたいと思いますが、この先どうなるか分かりません。
嫌な時代になってしまいました。
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