産経新聞の前ソウル支局長が、在宅のまま起訴されたというニュースが飛び込んできました。
いったいどんな悪逆非道を働いたのかと思いきや、地元紙の朝鮮日報の記事に基づいたコラムを日本語の産経新聞WEBサイトに掲載したのが、韓国のおばちゃん大統領の名誉を傷つけるものだった、というのがその理由。
では出どころの朝鮮日報はといえば、お咎めなし。
さても面妖な。
米国報道官・各種報道機関・日本政府らは報道の自由を侵すものとして強い懸念を表明しました。
また、韓国内でも、報道機関や学者らを中心に、このたびの韓国検察のやりようを非難する声が上がっているそうです。
記事の内容は、韓国の客船が沈没し、多くの乗客が死亡する事件が起きた日、おばちゃん大統領の行方が知れず、某男性と密会していたのではないか、という朝鮮日報の内容をもとにしたコラムだったそうです。
大統領、独身なんですから、どこの誰といつ会おうが不都合はありますまいに。
朝鮮日報も産経新聞も、それは野暮というものではありますが。
その程度のことでいちいち起訴されていたのでは、報道なんてできませんでしょうに。
大統領、「選挙で国民から選ばれた私を侮辱することは国民を侮辱することだ」なんて、時代錯誤と言おうか、ヒステリーと言おうか、民主主義下における報道機関と政府の関係をまるで理解していない戯言を並べ立てているようです。
「朕は国家なり」と言ったとか言わないとか教わったフランスの太陽王を思い出させる発言ですね。
まぁ、おそらく、彼の国では産経新聞は極右軍国主義路線をひた走っていると勘違いされていますから、産経憎しで勇み足しちゃった、というのが本当のところでしょうねぇ。
起訴しちゃった以上裁判をやらなければいけないでしょうから、なるべく早く、無罪放免で丸く収めてほしいですねぇ。
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