今日は休暇。
のんびり過ごしています。
先日古着屋で購入した茶の大島紬を初めて着用し、近所を散歩しました。
これ、じつは3万7千円だったのですが、新品で誂えれば50万円はくだらない、と古着屋は言っていました。
要するに古着は、一から仕立てる新品と違い、身丈や幅などがすでに出来上がってしまっているため、それに合った体型でないといけないわけですから、馬鹿値になるわけです。
染み一つない、最上の状態でそれですから、状態の悪いもの、古過ぎるものは推して知るべしといったところでしょうか。
角帯は新品で、じつは4万円しました。
帯のほうが高いのですが、後ろの結び目である貝の口がびしっときまる、締めやすいものです。
最近近所のパスタ屋やそば屋、スーパーや魚屋に着流し姿で登場しており、店員に「素敵ですね」だの「粋だねぇ」だのと言われて悦に入っている愚か者です。
用も無いのに着物で闊歩する変人と、少なくとも同じマンションの住民や管理人からは思われているでしょうねぇ。
まぁ、一種のコスプレですね。
能や歌舞伎、相撲を好み、国文学に親しんできた私が行き着く果てはこれしかなかったのかもしれません。
日本人が日本文化にかぶれ、和装を好んで何が悪い、というのが偽らざる心境です。