すっかり秋めいてきましたね。
自宅に到着する18時頃には、すっかり暗くなっています。
それは寂しいに違いありませんが、気温が下がると酒の味をひと味上がるのも事実。
日々の晩酌が心地よい時季でもあります。
白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の 酒は静かに 飲むべかりけり
あまりにも有名な、大酒飲みの若山牧水の歌です。
私もまた、秋の夜の酒を楽しみに、日々の雑事に精を出しています。
それはとても疲れる作業ですが、わずかな酒が、疲れを癒してくれます。
酒は百薬の長ともキチガイ水とも言われる自己矛盾をはらんだ飲料です。
私の肝臓は今のところ正常値を保っていますが、このままいくと、きっと酒で死ぬんでしょうねぇ。
好きな酒で死ねれば本望と言うべきでしょうか。
最近、朝日新聞への批判が大変なことになっていますね。
福島原発の吉田所長と、慰安婦を強制連行したと嘘をついた吉田某の、二人の吉田氏に関わる誤報を朝日新聞が認めたこと、さらにそこには言い訳めいた文言が混じっていたことがその理由のようです。
朝日新聞は火消しのためか、読者からの批判的投書を大量に掲載。
中には、40年間購読し続けてきたが、もう朝日新聞は読まない、という厳しい意見もあるようです。
朝日新聞は戦前戦中、最も好戦的な論調で国民をミス・リードし、戦後は間逆に振れただけで本質は変わっていない反核平和路線でまたもや国民をミス・リードし続けてきました。
私は基本的に、朝日新聞と産経新聞の2紙を読むようにしています。
論調がまるっきり異なり、日本社会の言論空間の健全さを感じることの快さと、自分自身の頭が片よるのを防ぐためです。
しかし、そうは言っても、何かと言うとわが国を貶めるような記事を書き連ねる朝日新聞は、正直、好むところではありません。
いつでしたか、右翼の大物が朝日新聞社に乗り込み、その場で自殺するという事件がありました。
朝日新聞への抗議のつもりなのでしょうが、右翼が一人死んだからといって、天下の大朝日がびくともするわけがありません。
愚行であったと、心底思います。
やはり面倒くさくても、言論には言論で、というのが、現代民主主義社会がたどり着いた叡智なのですから、それを守るべきでしょうね。
このたびの誤報については、あまりに多くが語られていますので、あえてこれ以上言及することはしません。
ただ、その昔自らサンゴ礁を傷つけてその写真を掲載し、犯人は誰だ?みたいな悪質な捏造をしたり、北朝鮮が認めるまで拉致などあり得ないと書き続けたり、まともな政策とはとても言えない非武装中立論を掲げてみたり、おかしげなことが多すぎる新聞ではありました。
ここは一つ、社風を一新し、真のオピニオン・リーダーたるべく努力してほしいものです。
また、他の新聞やマスコミも、朝日新聞を反面教師として、努力怠りなく公正な報道を行うことを希望してやみません。