ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

VJ Day

2014年09月02日 | 社会・政治

 今日は第二次大戦の戦勝国にとっては、対日戦勝記念日。
 米戦艦ミズーリ号上で降伏文書に調印した日です。

 当然ながら、わが国にとっては屈辱の日。
 8月15日を終戦記念日などと呼びますが、今日、9月2日は国恥記念日とでも呼ぶべき、思い出したくもない日です。

 だからでしょう。
 戦勝国がこの日を盛大に祝うのに対して、わが国では今日が何の日か忘れたふりをしています。

 しかし、いかに屈辱にまみれた日とはいえ、それは歴史的事実。
 捻じ曲げようもありません。
 ここは謙虚に、敗戦の理由を分析する日とすべきでしょうね。

 わが国が戦争に突き進んでいったことよりも、なぜ机上演習では何度やっても長期戦になれば必敗という結論を得ながら、どんどん戦線を拡大し、長期戦になってしまったのかを考えたほうがよろしいでしょう。

 石原莞爾は、戦時中、犬猿の仲だった東条英機に意見を求められ、伸びきった戦線から撤退し、奪われれば本土空襲が始まってしまうサイパン島に兵力を集中し、サイパン島を要塞化してサイパン陥落を防ぎ、もって講和の道を探れ、と具申します。
 さらには、サイパン島が落ちることがあったらその時は講和を諦め、直ちに降伏すべし、と。

 東条英機は日本兵が血を流して奪った土地をみすみす捨てられるか、と激怒。
 結局兵力は太平洋から中国、東南アジアにまで及ぶ広い地域に分散し、連戦連敗を重ねることになります。

 当然サイパン島は陥落して本土空襲が始まって各都市は焦土と化し、沖縄も奪われ、もはや敗れるか、本土決戦に持ち込んで死中に活路を見出すか、どちらかしかない、という絶望的な状況に追い込まれてしまうわけです。

 さらには原爆投下、ソビエトの火事場泥棒的な参戦により、わが国は建国以来初めて、外国に敗れるという辛酸をなめるに至ります。

 そこで戦後、わが国は米軍に頼りつつ、日本軍は専守防衛に徹する、という政策を選択します。
 これは戦争になった場合、いきなり本土決戦が始まるということと同義であり、甚だ剣呑な政策です。

 わが国から攻撃を仕掛けてはいけませんが、攻撃された場合、敵が上陸作戦を敢行するのを待つのではなく、敵国の基地を攻めるべきでしょう。
 待っていたのでは、それは敗北主義というものです。

 わが国は先の大戦での大敗から、戦わざるを得ない場合には、負けない戦争をするよう、十分反省しなければなりますまい。

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異様の風体

2014年09月02日 | 精神障害

 我、本日も定刻に出勤す。
 仕事に精励せむと試みるも、心ここにあらず。
 書類仕事に励む能はず。

 背中に冷風吹きたるがごとし。
 悪寒やまず、くさめ頻々たり。
 我の肉体、人並みの力を得ず。
 かくのごとき肉体で、日々働かむとは、我をして自嘲の嗤ひ堪へ難し。

 されど、かくのごとき程度の不調で退勤せば、我働くを得ず。
 日々を無為に過ごす他なし。

 それがため上着を羽織り、膝かけを用いて暖をとり、不調を乗り切らむと欲す。

 同僚悉く半袖にして、我、異様の風体なり。
 しかれども異様の風体、我が体調を復活せしめたり。

 昼食の後は午睡を取り、午後よりは万全なる体調にて職務に精励するを得たりと感得す。

 ありがたや、異様の風体。
 楽しめるや、午睡。

 我、黒き不安を抱えつつ、わずかの安心を得むと、午睡の和室に向かうべし。

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