3連休最後の日、何をするでもなく、どこへ行くでもなく、冷房の効いた部屋でだらだらしています。
野生動物などを見ると、食う以外は大体だらだらして過ごしていますね。
勤勉を美徳とするわが国ですが、本当のところ、怠けていたいのが大方の人の正直な気持ちだと思います。
そんなわけで、今日はダラダラ星人と成り果てました。
しかしそうは言っても、テレビくらいはつけるので、偶然、BSで「モスラ対ゴジラ」なんて放送していて、観るとも無く観てしまいました。
モスラ対ゴジラ【60周年記念版】 [Blu-ray] | |
円谷英二,関沢新一 | |
東宝 |
モスラ対ゴジラ 【60周年記念版】 [DVD] | |
円谷英二,関沢新一 | |
東宝 |
言うまでも無く、ゴジラはわが国が生んだ悲劇の、そして破壊のダーク・ヒーロー。
世界中から愛されていますね。
原水爆実験によって生まれた点、人々から怖れられ、嫌われ、重火器で攻撃されてしまう点など、単なる子ども向けとは言い切れない、モンスターの哀しみみたいなものが底流に流れていて、いつの間にかゴジラに感情移入してしまうから不思議です。
西洋ではフランケンシュタインなんかがそうですね。
子どもの頃絵本で「泣いた赤鬼」を見て、青鬼の赤鬼に対する凄烈な友情を読み取って、それこそ滂沱の涙を流しました。
ないた あかおに (絵本・日本むかし話) | |
池田 龍雄 | |
偕成社 |
モンスターの悲哀に触れた最初の作品だったように思います。
ダラダラ星人に変身した私も一種の怪物で、モンスターの悲哀に思いを馳せつつ、ひたすらダラダラ過ごしています。