式典に参加中の私に、上司から携帯電話で異動の内示がありました。
異動先は、同じ機関の、総務担当部署。
じつは密かに予想していたとおりの異動で、逆に拍子抜けな感じです。
来年度は就職して23年目。
いったい何度、異動を繰り返したことでしょう。
どんなに不本意な部署でも、与えられた職務を果たすことが、飯の種。
どんな異動であっても、文句は言えないし、言ったところで唇寒いというものです。
今回はむしろ、予想どおりだったことを僥倖と思うべきでしょうねぇ。
今日は湘南国際村に建つ某機関で式典が催されるため、日帰り出張です。
わが家からは車で2時間ほど。
式典は13時からですが、直行直帰を許されているため、朝はゆっくりです。
人間というもの、儀式なしではいられないようで、どんな未開の部族にも、結婚式や葬式などが、それぞれのやり方で存在します。
わが国はおそらく世界に例を見ないほど多くの儀式があり、そしてそれがゆえに洗練され、儀式の荘厳さは世界一でしょうねぇ。
まぁ、せいぜい楽しんできましょう。
時あたかも内示が行われると噂される日でもあります。
慣例により、同じ部署で3年を勤めた私は、おそらく異動の対象。
正直、式典に出ていても気もそぞろといったところで、もしオープンになったならメールで知らせてくれと同僚にお願いはしてあります。
どこへ飛んでっちゃうんでしょうねぇ。
この時期は毎年噂が飛び交い、なんとなく落ち着きません。