正月2日に実家で新年会を開いた折、母親から冬の着物一式をプレゼントされました。
着物なんて着ていく所もないのですが、時折能見物や歌舞伎見物に出かけますので、その際着ようかと思っています。
まだ一度も手をとおしておらず、どんなものかなとは思いますが、私は外人離れした顔をしていますので、似合うんじゃないかと思います。
それにしても、女性の晴れ着というのは、派手なような渋いような、世界で最も美しいファッションでしょうねぇ。
着物はファッションでありながらそれを芸術にまで高めた、幻想美を身にまとう強力な衣装です。
このようなファッションは世界に例がありません。
でも古い着物を着た少女というのはなんとなく不気味ですね。
顔を隠していると、よけい不気味です。
しかし幻想美とは本来不気味なもの。
時として、着物を身にまとった美しい女性がこの世ならぬ妖しい存在に見えてしまうのは、着物が持つ凶暴なまでの美しさを考えれば、当然かもしれません。
戸塚ヨットスクールの21歳の訓練生が飛び降り自殺をしたそうですね。
戸塚ヨットスクールでの訓練を苦にしていたとか。
やれませんねぇ。
戸塚ヨットスクールでは20年くらい前に訓練生を海の事故で死なせ、戸塚校長は実刑をくらいながら出所すると平気な顔で同じような訓練を再開しました。
今朝のテレビで戸塚校長は、「厳しい訓練をしているから自殺者も事故死者もこの程度で済んでいるのだ」と言い放ちました。
そこには反省も死者への哀悼の意も、微塵も感じられません。
冷血漢と言わざるを得ません。
戸塚校長は体罰により訓練生の更生が可能だと信じているようですが、それは完全に間違いです。
学校、もしくはそれに準じる団体においては、学校教育法によって、堅く体罰を禁じられています。
学校以外の場合であれば、体罰=傷害罪となります。
日本でヨット・スクールを経営する以上、法を守らなければなりません。
大体痛めつけられた生徒は、その場は従うにしても、心の奥深くに恨みの炎を燃やし、更生することなどあり得ません。
私は42年生きてきて、一度も殴られた経験がありません。
親からも教師からも友人からも。
それで社会性を身につけるのに不都合を感じたことはありません。
むしろ限りなく高い自尊心が育ち、それは他人を尊重することにも役だっています。
誰にも殴られたことが無いから暴力へのハードルが極めて高く、誰も殴ったことがありません。
暴力を日常的に受けて育った者は、すぐに日常的に暴力をふるう側になります。
戸塚校長、少しは反省しなさい。
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