今日は土用の丑。
本来ならばうなぎを食すべきところ、ひねくれ者の私はもう一つの夏の味覚、鰹をいただきました。
もちろん、たたきで。
近頃は刺身も流行っていますが、やはりほんのりと香ばしいたたきに軍配が上がります。
目には青葉 山ほととぎす 初がつお
有名な山口素堂の句です。
夏の季語がいくつも並んで、豪華な感じがしますね。
ほとんどこの一句をもって知られている俳人とさえ言えます。
しかし今年の夏は、死人が続出する猛暑で、この句のように優雅に命の盛りを楽しむわけにもいきますまい。
まずはおのれの健康を守ること。さらには死なずに秋を迎えることが肝要です。
特にご高齢のみなさまには十分に水分をとり、エアコンを積極的に使われますようにお願いします。
10月からタバコ税が増税されるそうですね。
もともとは日清戦争後の税収不足から始まったタバコ税。
当初は税金がたくさんほしくて始めたものでした。
それがここ15年ほどは、喫煙者を減らして健康を増進するために、喫煙者に対する懲罰的な意味合いを持つ増税に変化してきました。
そして実際、増税しても税収が少しずつ減るという現象が起こり、喫煙者を減らすという目的には一定の効果があるようです。
そして喫茶店やレストランでも喫煙席は厳重に分けられ、会社によっては建物の中で吸うことを許されず、玄関先に灰皿を設置して、雨が降ろうが炎暑だろうが社員が大挙してわずかな灰皿に群がる、という珍妙な光景もおなじみになりました。
そもそもタバコは嗜好品の一つで、酒やコーヒー、各種お茶と同列であったものでした。
それが煙が出るせいか、これを嗜まない人々から蛇蝎のように嫌われ、今日の仕儀と相成りました。
まるで禁煙と言えば誰も文句が言えない、ファシズムのようです。
そのうちタバコ税は増税を重ね、一本一万円もするような高額品になり、一部のお金持ちだけのものになるかもしれません。
一箱百円なんて半端な値上げをされると、喫煙者としては困ります。
絶対にタバコを止められるよう、一箱10万円くらいにして、この世からタバコを撲滅してほしいものです。
ついでに睡眠障害を引き起こすコーヒーや、肝臓や胃に悪いアルコールや、高脂血症を引き起こす油っこいものや、歯の健康を害し血糖値を上げる甘いものなども、手が出ないほどに高い間接税をかけてほしいものです。
いやいっそ、それらの販売を禁止したらどうでしょう?
かつて米国が禁酒法を施行したように。
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