未来へ/梅ヶ渕不動堂保存会 公式ブログ

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吉兆の雨降る梅ヶ渕不動堂

2017-02-06 23:50:21 | 梅ヶ渕不動堂保存会の活動


平成29年度 節分ご祈願祭を無事に終わり、一夜明けました。

大道先生の元へ数多くの、ご祈願の お申し込みがあり、みなさま方、お一人お一人の、ご祈願を読み上げ、お祭りを終える事ができました。



お祭りは、鳴動釜(なりどうがま)作法の ご祈願で行われました。

木製の釜に、お米を入れると「ヴゥオーン」と、なんとも言えない不思議な音がする釜を使った、ご祈祷の作法で、大道先生の お話では必ずしも音が出るものではないとのこと…。ましてや梅ヶ渕不動堂では屋外に祭壇を設営しての、ご祈祷です。当日は、朝から時より強い雨が降る悪天候の日和ということもあり、はたして音が鳴り響くものか不安の中、お祭りが始まりましたが、いざ始まると「ボボボボヴゥオーン」と力強い音が梅ヶ渕不動堂に鳴り響きました。

ご参詣客の皆さま方お一人づつ、お米を入れていただきましたが、全ての人が釜を鳴らすことが出来、最高の お祭りとなりました。

お祭りの最後に大道先生の法話の中に鹿児島では神事ごとなどに雨が降ると島津雨(しまずあめ)と呼ばれ吉兆の雨とされるとお話がありました。

島津雨とは、鎌倉時代から代々続く薩摩藩の藩主 島津家の祖である初代 島津忠久が雨の降りしきる中に誕生したことが由来で 以来、島津家が代々栄えたために鹿児島では神事ごとなどに雨が降ると吉兆の兆しがある島津雨だと喜ぶ風習があります。

梅ヶ渕不動堂は、古来より島津家とは深い繋がりがあり、島津家代々の、ご祈祷所として栄えていました。

島津の殿様が馬に乗り、お供の方々を引き連れ梅ヶ渕不動堂を訪れ、梅ヶ渕不動堂にあった展望台(現在は立ち入り禁止)に立ち薩摩の街並みを眺めることが当時の習慣であったと語り継がれています。

まさに今年は梅ヶ渕不動堂が創建七百年の年のご祈願祭ということもあり、皆さま方の躍進の年を祝福する島津雨となりました。

本当に春から縁起が良いですね(^ ^)

大道先生の法話の最後に、苦しみながら頑張るのではなく、晴れやかな顔をして顔晴って(頑張って)ください❗️との言葉で節分祭を終えました。



梅ヶ渕不動堂保存会スタッフ一同からも、皆さま方のご活躍をご祈念申し上げます。


また雨の中、梅ヶ渕不動堂の節分祭に、ご参列いただきました方々の、お顔をみますと梅ヶ渕不動堂保存会スタッフ一同、感激や感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ありがとうございました!

今回は、梅ヶ渕不動堂保存会のスタッフのメンバーの都合がつかずに、お接待が、行き届かずに心苦しい気持ちと不安の中、当日を迎えましたが、逆に、ご参詣客の方々に支えられ、お祭りを終えることができました。ありがとうございました❗️

お祭りの前日より準備のために駆けつけていただきました、とも先生、宮さん、いよっち君の活躍で無事に準備や、お祭りを終えることができました。お疲れさまでした!

お祭りの当日にも体調が優れない中に駆けつけていただきました保存会の松氏、お春さん。また応援スタッフの、ちえちゃん、たけさん、お疲れさまでした!

感謝!感謝! の梅ヶ渕不動堂 節分祭でした。




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