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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「牡丹灯篭」「らくだ」浅草公会堂での「立川談春独演会」

2018-05-12 11:10:24 | 日記
浅草公会堂での「立川談春独演会」です。 不思議なもので 普段滅多に足を運ばない浅草へ2夜連続出向くことに。
18時半開演。この師匠の独演会は、開口一番がありませんから、いきなり師の出番。開演時間ギリギリに会場に。トイレ済まして席に着いた途端 おなじみ「鞍馬」の出囃子に乗って 師匠登場。
「夏の着物を着てきた」と言いながら 「志の輔兄さんとは違う噺をするよ」と語りだしたのが 「牡丹灯籠」より「お札はがし」の場。100両の金欲しさに幽霊に加担し、主人・萩原新三郎が取り殺される手伝いをする伴蔵 お峰夫妻。なるほど、志の輔師とは、ちとアプローチの仕方が違う。1時間たっぷり演じて 「この後が面白い!・・・志の輔兄さんが夏に演るでしょ」 で、お仲入り

休憩後 高座に上がった師 「やっぱり、ああいう噺を演ると、なんかあるのかね」 休憩時間中に 志の輔師から電話があったという。これまた不思議なもの

2席目は「らくだ」 終盤 屑屋が酔っぱらって いかにらくだにひどい目にあったかを話し出すと 号泣する兄貴分の「丁の目の半次」が、いつ聞いても笑える。半次によると、不幸な生い立ちで屈折して育ったらくだは、素直に愛情表現ができず、いじめることでしか表現できない。だから、らくだは屑屋が大好きだったといのだ。このロジックは凄い!
私、師の数ある演目のなかでも、この噺、大好きなものの一つです。


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