昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(435)日朝首脳会談に向けて始動?

2018-06-15 04:36:15 | エッセイ
 安倍首相は金正恩委員長との首脳会談に向けて始動したようだ。
 昨日、日米韓の外相会議がソウルで開催され、河野太郎外相は「日本は北朝鮮と拉致問題を含む様々な懸案を話し合う用意がある」と述べた。
 河野太郎外相は歴代外相の中でも英語力は抜群、今や石破、岸田、野田などの次期首相候補の中でも実質的な政治力最有力では、と噂されている。
 
 さらに、14日始まった国際会議「ウランバートル対話」に派遣された外務省の志水史雄アジア大洋州局参事官が北朝鮮のキム・ヨングク外務省軍縮平和研究所長と意見交換したという。
 拉致問題について2か国間交渉によって早期解決を目指す立場を伝えた。・・・北朝鮮側の反応は従来の姿勢と大きな変化はなかったようだが・・・。

 安倍首相は9月にロシアウランバートルで開かれる「東方経済フォーラム」にプーチン大統領から招聘されている金正恩委員長と接触する予定にしている。
 
 しかし、<拉致問題は最重要課題>と度々力説する安倍首相は確かにご家族の立場を考えてのことだと思うが、「北朝鮮非核化よりもかい?」と、自己アピールが過ぎるようでちょっと鼻持ちならない。


エッセイ(434)「北朝鮮の非核化」の実現は日本に委ねられた?

2018-06-14 05:02:42 | エッセイ
 <サイコパス> だと思っていた米国のトランプ大統領が「伊達に刀はささぬ」<サムライ>に変身して、北朝鮮の金正恩委員長に任されたはずの<北朝鮮の非核化>は、実質的には日本や 韓国に委ねられたのだった。   

 サッカーW杯、西野ジャパンがロシアに到着。      
 パラグアイ戦でやっと勝利した<サムライジャパン> 本番はどうかな?

 




エッセイ(433)トランプ大統領は意外にもサムライだった!

2018-06-13 06:30:33 | エッセイ
 「米国と北朝鮮の歴史的会談」が昨日行われた。
 しかし、巷では北朝鮮にばかり利するものだったと言われている。  
 
 記者会見では北朝鮮の<非核化>の明示がないではないかと批判されたトランプ大統領は反論した。   

 合意内容は 
 韓国文大統領も評価した。
 日本の安倍首相は 

 ボクは評価する。
 以前トランプ米国大統領は「日本はサムライの国なのに、なぜ北朝鮮のミサイルを撃ち落とさないのか?」と言っていた。
 その彼が今回は、「伊達に刀はささないサムライ」だった。

 細かなことにこだわらない太っ腹な人物と評価したい。

エッセイ(432)歴史的米朝首脳会談

2018-06-12 06:17:49 | エッセイ
 今日は米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との歴史的首脳会談がシンガポールで行われる。
 トランプ大統領に同行したポンペオ国務長官は「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」を求めると述べた。
 一方金委員長は妹、金与正を同行して植物園を観光する余裕を見せた。         
 確かにトランプ大統領の思惑通り<北朝鮮の非核化>に進む可能性はある。
 北朝鮮は<非核化>を宣言して米国の金王朝体制維持の保障をとりつけ、実質的には中国の核の傘の下に入り、中国および韓国と日本の経済支援で金委員長の思惑は達成される運びとなるだろう。

 つまり、朝鮮半島の終戦協定が締結され、当面は北朝鮮の国内経済状況は改善され、核兵器は放棄するという宣言はなされ、今回の一応の決着となる。
 しかし、ボクは思う。
 <核兵器処分>には時間がかかり、最終的には<核兵器廃絶>という空しい人類の課題に焦点は移行することになる、と。


詩歌(22)パーティのキミ

2018-06-11 04:34:56 | 詩歌
 「パーティのキミ」
          
 やはり居た
 キミは居た
 会えたのにボクはキミを見ない
 知らぬ間にキミはぼくのそばに
 触れ合うばかり近くに
 
 いつの間にかキミは居なくなった
 でもボクのそばに
 キミはいつも居る気がする

 昨日は三鷹三田会総会があったのに、残念ながらボクは参加できなかった。
 
 長年女性として会長を務められた向井百重さん、ここに敬意を表したいと思います。
 新会長には応援団長の泉一行くんが就任されました。
 情熱の「若い血」を持って、今後のご活躍を期待します。
 
 Amazonプライム・ビデオの「バチェラージャパン」
 ゴージャス空間で繰り広げられる浮世離れした世界の恋愛や結婚をテーマにしたリアリティ・バラエティ番組だ。
 ・・・男と女の問題は永遠です・・・




なるほど!と思う日々(523)子どもたちにも活躍の場を!

2018-06-10 03:29:10 | なるほどと思う日々
 子どもたちの英語教育にロボットを使うんだそうだ。
 子どもたちも英語ロボットNAOに興味津々
 楽しく勉強できるね。   先生も助かるし。     三鷹市立第一小学校のスマイルクラブにもNAOを参加させたい。  

 日本インターナショナルダンス選手権大会に12歳未満のペアも出場!

 日経BP社の「一番好きなお笑い芸人」に<サンドイッチマン>があの常連の明石家さんまを抜いて1位になったんだって。
 子どもたちにも理解できる<面白さ>と<人柄>が評価されたんだね。



三鷹通信(267)日本文化のルーツは自然崇拝

2018-06-09 07:04:06 | 三鷹通信
 昨日の三鷹市民大学「日本の文化」は企画委員の小林克彦氏が講演された。
 題目は「現代に息づく古代からの思想・文化」
 この講演を通して日本文化のルーツは<自然崇拝>だとボクは感じたが・・・。
 奈良県桜井市に三つ鳥居を通して山そのものを拝する古代日本の<自然崇拝>の信仰形態が今に残る<三輪山>がある。
 大神神社には本殿がなく山そのものを信仰するのだ。
 西洋のキリスト教やイスラム教などの一神教と異なり、日本人はあらゆる自然に神が宿るという<八百万の神々>を信仰する。
 6世紀半ば、仏教が伝来、<国家鎮護>から<祖先崇拝>と結びついて、庶民にも広がり我々の生活に深く溶け込んだ。

 小林氏は他国と異なる<日本文化>の特質の代表例として日本のいけばなとフラワーアレンジメントの違いを指摘された。
 *フラワーアレンジメント
  今を盛りと咲き誇る満開の花をできるだけたくさん集める。「足し算」の美であり「面の芸術」だ。
  濃厚なソースを加えて素材を圧倒するフレンチみたい。
 *いけばな         素材となる花の個性を引き出すために、枝葉を削ぎ落し、一輪の花の輪郭を際立たせる。
  いけばなの本質は「移ろい」としての枝ぶりを強調する「引き算」の美であり「線の芸術」である。
  いかに素材の味を引き出すかを重視する日本料理のようだ。
  *生け花のルーツとして平安末期高山寺「鳥獣戯画」に<供花(くげ)>、生け花のルーツが見られる。

 <日本文化>のルーツは一つではなく、様々な信仰や習俗を背景として生まれた。
 *現在日本文化と呼ばれているもの多くは室町時代に生まれた。
 当時は絶対中央権力が喪失している時代であり、将軍家の周辺の同朋衆が活躍、相争い、腹の探り合いの中から生まれた。
 *能、茶の湯、生け花、和歌、香等々。
 *精神性を大切にする傾向は日本特有のもので、いけばなや茶の湯に限らず体を動かすスポーツでも同じだ。
 *日本の武術は「礼に始まり礼に終わる」精神的な鍛練を重要視する。<剣道><柔道>。
 *日本ではこれらに<道>という字を添えて表記する。<華道><茶道><香道><床の間><盆栽>・・・。

 <陰陽思想>もともと6世紀頃に中国から伝来した<陰陽五行説>(占星術・天文学・暦など、実用的な技術)から由来している。
 *日本では陰・受動的(夜)、陽・能動的(昼)の二つの気が世界を支配していると考えられてきた。
 *西洋的な二元論(文明と野蛮)とは異なりいずれかが優れていて他方が劣っているというものではない。
 *すべてのものは、陰と陽、両方の性質を内に秘めている。
 *この世のあらゆるすべてのものは、陰から陽へ、そして陰から陽へと移っていく。
 *<左右が異なる>雛飾りが東京と京都では内裏様の位置が異なる。 
  

 <不完全なものを尊ぶ>
 *吉田兼好「徒然草」
 「すべて、何も皆、事のととのほりたるは悪しきことなり。し残したるを、さてうち置きたるは、おもしろく、生き延ぶるわざなり」
 *<くずしの美>日光の東照宮の陽明門には、一本だけ彫刻の模様が逆向きになっている<逆さ柱>が使われている。
 完璧に創り上げず、わざと不完全をねらっている。
 *<余白の美>

 <左右非対称への志向>
 *世界最古の木造建築である法隆寺の西院伽藍、金堂と塔を並べて配置(左右非対称のデザイン)
 *中国では原則、永遠性を重んじる宗教協建築は左右対称。
 *<くずしの美>、あえて不完全を狙い、左右非対称を好む。
  (自然界に存在するものは、山、川、森、石、草木など、どれも幾何学的な整った形体ではない。
 *さらに<移ろいを愛でる>
  <西洋庭園>
  整然と並んだ幾何学的な構成。
  <日本庭園>
  自然を手本としており、時とともに植物が成長することを予め考慮してデザインする。

 他にもたくさんな例示があったが、頭がパニックになって書き留めきれなかった。
 小林氏は専門家ではないと思われるが(間違っていたらゴメンナサイ)、この該博な知識に拍手!

 その後、久しぶりで三鷹市立第一小学校の<スマイルクラブ>囲碁教室に参加した。
 前回3人しか参加していないと聞いていたので心配していたが7人に増えていた。
 「礼に始まり礼に終わる」子どもたちとの囲碁教室は楽しい。
「大澤先生と対局したい人!」と言ったら「はいっ!」と元気な女の子が手を挙げてくれてジジイ感激!
 

   





エッセイ(431)不快感

2018-06-08 06:46:27 | エッセイ
 5月30日のゴルフ森ビル杯の前日のプロアマ戦で、片山晋呉プロが同伴のアマチュア招待客に不快感を与えたらしい。
 
 現場で見ていたサッカーの川渕チェアマンがツイッターで「怒号が飛んでいた」と暴露した。 
 選手会副会長の石川遼も「プロとしてあるまじきこと」との見解を披露。
 JGA青木功会長は、早速不快感を表明、後日処分を行う旨の声明文を発表した。
 片山プロは同伴アマに指導するどころか、自分本位の練習に終始し、ポケットに手を突っ込んだまま対応するなど同伴アマに不快感を与えたというのだ。
 彼が日大出身というわけじゃないんだろうが、マイファーストの傲慢な姿勢は格好のマスコミの餌食になった。

 ところで昨日、ボクはプライベート麻雀で<不快感>を抱いた。
 と言っても同伴者にではなくて、自分自身に対してだ。
 事前に自分に自信をつけるべく、パンダネットで囲碁対局をしたのが失敗だった。
 思惑と異なり連敗し、その後遺症を引きづって麻雀でも惨敗してしまったのだ。
 しかし、勝者から寿司と酒をふるまってもらって、不快感は解消した。
 持つべきは良きパートナーだ。
          






エッセイ(430)我が人生・禍福は糾える縄のごとし

2018-06-07 05:49:34 | エッセイ
 「禍福は糾える縄の如し」
 わが人生を振り返るときこの言葉に優るものはない。
 小学校6年生の時病を負って、わが右脚は棒のようになったままの人生を送ることになった。
 しかし2年休学したことで中学校での成績は優秀、周囲の敬意を受けた。
 
 大学でも朋友に恵まれ、そのアドバイスで左足軸でゴルフができるようになる。
 縁故にも恵まれ中小企業ながら、貿易会社での貴重な経験を経て、さらに大学時代の家庭教師の縁でわが人生を左右する機械工具商社長との出会いもあった。
 ゴルフを活かしての営業活動、海外製品を核としたルート販売の確立、役員にもなった。

 しかし、昔から描いていた文筆家の夢捨てがたく、早期に退職するも、株式投資にはまり財産を失くし、家族、親戚の信用を失墜。
 粗大ごみとしての立場を避けるべく、同窓会活動に入り、地域の小学校での囲碁や書き方教室のボランティアサポートに専念。
 そんな中、孫娘が重度の難病を抱えて誕生。
 娘夫婦の苦難や、妻の献身的なサポートを見ながらわが役割を苦吟。

 そんな時に東日本大震災、そして福島原発事故が発祥。
 世界的に見ても気象温暖化による変調、押し寄せる自然界の猛威。
 世界的な財政不安、絶え間ない民族間の紛争、宗教的対立等々、先の見えない人類に警告を発するために、孫娘が自然界から遣わされたというファンタジー作品構想が浮かんだ。
 そして、ついに2015年中学同窓生の支援を得て、自費出版するに至った。

 三鷹市立図書館、本館及び三鷹駅前図書館に所蔵しています。ご覧いただければ幸いです。
        
 




三鷹通信(267)梅雨入りと紫陽花

2018-06-06 04:45:59 | 三鷹通信
 関東地区もそろそろ梅雨に入るようだ。
 昨日はその貴重な晴れの日を、図書館までの往復3キロあまり、紫陽花散策としゃれこんだ。
 わがマンションのプロムナード、レッドロビンの赤い新芽が生え揃う中、白い紫陽花がひっそりと咲いている。
 お隣のマンションの駐車場にもカワイイ紫陽花が。
 柵から顔を出している紫陽花たち。 
 玄関先に紫陽花を咲かせているお宅もある。         
 おっ、これは見事な多色の紫陽花! 
 ボランティアセンターの前にも。 そして図書館前の植え込みにも
 こうして見ると、けっこう紫陽花って多いんだ。まだ白い花が多いけれど・・・