昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(326)死刑制度廃止

2016-10-08 05:44:28 | エッセイ
 日弁連の死刑制度に関するシンポジウムで流された瀬戸内寂聴さんの発言が問題視された。
 犯罪被害者の心情に配慮がない!というわけだ。
 でも、日弁連は「2020年までに死刑制度の廃止を目指す」ことになった。

 死刑制度に対する日本世論の受け止め方は
 圧倒的に容認が多い。
 世界の現状は
 
 先進国はアメリカを除いて廃止の方向だ。

 廃止論者の意見は
 「人間が人間を殺すことは一番野蛮なこと」
 「被害者はみんな加害者に命をもって償ってもらいたい」と言ってるが刑務官の立場は?
 「死刑制度の抑止効果は?」
 「冤罪のおそれもあるし」
 「池田小学校事件みたいに、死刑を望んで犯罪を起こす奴もいるし」         
 
 伊藤潤二さんが描くような人類にはなってほしくないから、寂聴さんの発言も分かる気がする



なるほど!と思う日々(444)時を読む政治家・二階幹事長

2016-10-07 06:03:32 | なるほどと思う日々
 「時を読む政治家」としてこのところ二階自民党幹事長が注目されている。
 
 国会で安倍首相の所信表明に対して質問している。
 ここから読み取れるのは、喫緊の政治課題は予測不能な自然災害に対する「国土強靭化」対策、つまり経済政策を最重要としていることである。
 そのために、総務会長のとき安倍政権の延長を容認する手立てを執っている。
 そして今は幹事長の要職にある。

 さらに特徴的なのは、現実的な時を読む政治的感覚である。
 自民党に反抗して都知事に就任した小池都知事に対して「撃ち方やめ」という柔軟な姿勢をとっている。

 中国に対して3000人の訪中団を率い、韓国に対しても1400人の訪朝団を率いるなど、敵対しがちなそれらの国とも深い人脈を築いている。
 
 
 アメリカの影響力が落ちた現実の世界情勢を見極め、それでもパワーに依存する世界政治の中で日本が生き残るために、現実的なパワーバランスをとる安倍政権の重要な要となっている。
 さて、これに対応する野党勢力、蓮舫民進党の具体的な対応策は如何?

 <好奇心コーナー>
 
 ハリルジャパン、山口蛍の劇的ショットでイラクを破った!
 
 清武、原口、山口などの若手の活躍が目立った。



エッセイ(325)女性蔑視

2016-10-06 04:56:40 | エッセイ
 初の女性都知事。大半の都議に反発して当選。
 
 ・・・ぎろっ!・・・
 満席の傍聴席のヤジはうるさかったようだが、都議席からは目だったヤジもなく、小池都知事に言わせば「議場で寝る人が国会に比べて少なくて驚いた」ということで初論戦は無難に終わったようだ。

 都議会のヤジといえば思い出すのが去年の塩村文夏都議の質問に対する「セクハラヤジ問題」
 「自分が早く結婚したらいいじゃないか」「産めないのか」とかの女性差別ともとれるヤジが飛んだ。
 ヤジを飛ばした一人の都議はご本人に謝った。
 しかし! 外国人の目から見れば
 日本はまだまだ女性差別の国と映っているようで、この問題は恰好な話題として世界を飛び交った。
 
 昨今、「おもてなし」とか「礼儀正しい」とか日本が評価されることが多いと我々は思っているが、こと女性に関しては差別の大きい、女性蔑視の国と見られていることに意外と気づいていない!
 
 「性差別をこのまま容認するなら、日本に未来はない!」とまで言われているのだ。
 小池都知事の登場で少しは日本に対する評価は変わっただろうか? 今後の日本の課題であることは間違いない。

 




有名人(63)女の魅力(41)中野信子

2016-10-05 05:12:23 | 女の魅力
 中野信子
 
 ボクは彼女をNHKテレビ「英雄の選択」で知った。
 知的な容貌、語り口に惹かれたのだ。
 
 <経歴>1998年東京大学工学部応用化学科卒業
      2008年 ”  大学院医学系研究科脳神経医学博士課程修了
      子どもの頃はコミュニケーションが苦手、空気が読めない行動を連発していたそうだ。 
 知能指数は148とかなり高い。
 著書もたくさん出している。
  
 
 
 期待にたがわぬ実績の持ち主だ。
 ところが昨日「さんま御殿」に出ていた。
 
 すごく楽しそうだ。
 5年前さんまの「ほんまでっか!?TV]に出てテレビ慣れしたと告白。
 
 
 今や、学者といえども、芸人と一緒になって自分の隠された一面をさらけ出すことでさらに魅力的になる!  


なるほど!と思う日々(443)マヤ文明ホピ族の予言(2)

2016-10-02 05:22:35 | なるほどと思う日々
 金属器を持たず、石器時代の技術水準で、熱帯雨林の中に適応し壮大な年を築いたマヤ文明。
 ホピ族は自然と共生してきた。
 その偉大な文明が崩壊した確たる原因は不明だが、その反省からホピ族は現代文明を謳歌する人類に「警告」を発している。
 
 
 つまり「核開発」に対する警告だ。
 
 
 
 
 
 文明を謳歌して調子に乗ってんじゃない!
 現状を直視しろ!
「自然環境」を汚している現状を見ろ!
 さもないと、人類の滅亡が早まるだけだ!と。

 <好奇心コーナー>
 
 豊洲盛土問題。
 小池都知事は都庁の無責任体質を追求した。
 つまり山本七平いう所の「空気を読む」という集団浅慮が働いたということだろう。
 
 
 「場の空気を読む」ことに長けた人は集団への親和性が高くなり、逆に読めない人は集団内の人々からの評価が低くなる傾向がある。
 日本軍が対米開戦を決定し敗戦へと突き進んだのも、この「空気」が働いていた。
 細かいデータ及び明確な根拠があるにもかかわらず、明確な根拠の全くない判断が「空気」によって最終的に決定された。
 これを日本人、あるいは日本社会特有の社会心理現象と取る向きもあるが、むしろ人類共通の特性である。
 それをあたかも日本人だけが特殊である(特に西洋人は独立した不変の人格を持つ)というのは、太平洋戦争敗戦がもたらした自虐意識と外国の社会についての無知がもたらした特殊な自意識であった。 
 

 

なるほど!と思う日々(442)マヤ文明ホピ族の予言(1)

2016-10-01 04:37:25 | なるほどと思う日々
 マヤ民族は様々な予言を残してきた。  
 マヤ民族とは
 マヤ民族は偉大なマヤ文明を築いた 
    
 その末裔の住むところは
 どんな予言を残したのだろか?
「交差する石の川」
「巨大な蜘蛛の巣」
「鉄道を予言」
 今から1000年も前に現代文明を予測していた。
 そして「警告」も発している!
 それは、明日に
 ─続く─

 <好奇心コーナー>
 
 小池百合子新東京都知事の所信演説。
 
 「東京はぜい肉付けた巨大な肥満都市」
 今の都民のために、そしていまだ見ぬ100年後の都民のために。
 関東大震災から、帝都・東京を復興させた後藤新平の「自治三訣」を心に刻んで。
 「人のお世話にならぬよう、
  人のお世話をするよう、
  その報いを求めぬよう」