昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(573)吉方病院(2)

2019-10-27 08:54:40 | エッセイ
 職員がカラフルに色分けされている。医師、看護師、リハビリ師の白、ピンクのガウンをはためかせて、指導的な立場を誇張する看護師。ブルーの作業服で補助的な役割をする介護師たち。
「よろしく」「どうぞ」「お願いね」「ごめんね」「大丈夫よ」「待っててね」患者との会話ばかりでなく、職員同士でお互いをかばい合う言葉が豊富だ。
 限られた職員で最大限の効果を生むための貴重な言葉のやり取りだ。
 ここでの特徴は、特にリハビリ師の積極的介入だ。
 ボクのように手術を受けた患者も、ただ安静にしているだけではなく、積極的にリハビリ活動をさせられる。
 リハビリ室に移動され、体を揉んだり、動かしたり。
 午前中も午後にもリハビリ師がやってくる。
 
 ─ 続く─