昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(329)湯を沸かすほどの熱い愛

2019-03-03 05:55:34 | 三鷹通信
 昨日、第23回福祉映画会「湯を沸かすほどの熱い愛」観てきました。
 レベル4の膵臓癌で、余命2か月と宣言された宮沢りえ演じる<お母ちゃん双葉>は「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。
 *家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。
 *気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。
 *複雑な家族環境を洗いざらい明らかにさせる。

 オダギリジョー演じるぐうたらお父ちゃんを探偵を使って探し当てる。
 家業の銭湯を家族の力を集結して再開する。
 
 「働かざる者は食うべからず」と・・・。 
 
 学校でいじめられ、行きたがらない娘、杉崎花演じる<安澄>をひっぱたいても学校に行かせる母ちゃん。
 「負けたら生きていけないんだから!」と。
 制服を盗まれた安澄、スポーツジャケットで登校。「体育の時間じゃないのに!」とみんなからいじめられる。
 安澄は決死の覚悟で「制服を返してください!」とジャケットを脱ぎ裸になる。 うろたえる先生そして圧倒される生徒たち。 (普段は泣かないボクの目にも涙が・・・)        
 誰かが制服を戻してきた。
「お母ちゃんの血が少しは流れていたみたい・・・」
 たくましく成長していく娘。

 ほかにもいろいろと関わり合う人たちが登場して、一日一日を懸命に生きる<お母ちゃん>に寄り添う感動の映画でした。
 監督以下、いろいろな賞を総なめにしたのもうなずけました。

 特に<胃がん持ち>のボクは、身につまされました。そして<ぼくのやるべきこと>に四苦八苦しています。