昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(243)市民大学・哲学コース・自主学習

2018-01-20 03:57:13 | 三鷹通信
 今後の自主学習の予定について、運営委員会から報告があった。
 2月2日(金)はユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントの映画鑑賞
 
 3月2日(金)前回の映画に対する感想を話し合う。
       後半の1時間は小生の講義(今や女性の時代・種々のエピソードを絡めてお話しする予定)
 3月9日(金)合田正人氏を囲んで、お弁当を食べながら懇談の会

 今日の自主学習は5~6人のグループに分かれて、今までの哲学講座に関しての感想を話し合った。
  <我々のグループで話し合われたこと>
   企画委員として携わったIさんは初めての試みとして<哲学>を採り上げた。
   O氏は、銀行員としてイギリスに駐在された時、イギリス人の従業員が<哲学>を勉強していることに衝撃を受けた。
   実務家日本人にはあり得ないことと・・・。
   それで、今回退職を機会に<哲学>を勉強しようと。
   混迷する政治・経済の現状を打開するには物事の本質を探る<哲学>の力が必要なのではという思いで・・・。
   三鷹市にかかる市民大学があることをこれまで知らなかった。
   今回第50回の歴史を誇り、むしろ市民より外部識者に評価されていることを知った。

   哲学コースを主導する合田正人氏の講義は、あまりに該博な知識、語彙に圧倒されるばかり。
   受けとめるのに精いっぱいで、まさにタイトルの示す「海図のない哲学の大洋を漂流してみよう」だった。
   
   もう少し、質問時間を取り入れて質疑応答しながら理解を深めるという演習方式の導入が必要なのでは。今後の課題である。

   ただ、石飛幸三氏、 小松奈美子さん、 池内 了氏などの講義は、我々の生活に密着した視点での<哲学>であり、分かりやすく参考になった。

   現状の政治、経済、社会状況を見るに、人類の課題は存亡の危機段階に入っているのではなかろうか。
   相変わらず、<力の論理>に基く抗争の政治姿勢。
   
   人間の生み出した貨幣をめぐるグローバリゼーション経済の行方は不透明。
   自然を克服すべく<進歩>一辺倒で生み出した科学技術は自然を破壊し、処理できない廃棄物を生み出した。
   
   
   今こそ、<哲学>の真価が問われるときである。

   終わった後、次に三鷹市立第一小学校のスマイルクラブの囲碁指導まで、時間がある。
 
   お誘いに応じて、同じ小学校のアート指導を受け持っているKさんの喫茶店へA氏とともに行った。
   
   美味しい、コーヒーとホッとサンドを食べながら、地域情報に詳しい、A氏のお話に盛り上がる。
   三鷹にはキムタクのお父さんの植木屋さんがあるとか、嵐の大野君の実家は三鷹市深大寺だとか、布施明は第二中学校の卒業だとか・・・。  
   新しい仲間との楽しい交流のひと時だった。