昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(502)グローバリゼーションと民主主義と国民国家は同時に実現できない

2018-01-18 07:44:11 | なるほどと思う日々
 グローバリゼーションと民主主義と国民国家の3つは同時に実現できない<トリレンマ>に大国はもがいている。
 
       
 そんな中、いろいろな手法でチャレンジする小国がある。
 *フィンランドの「ベーシックインカム構想>
 
 世界で初めて25歳~58歳の2千人の失業者を無作為に選び、2年間で月560ユーロ(約7万6千円)を支給する実験を始めた。
 必要な生活費の半分程度だが、いろいろな行政サービスが手厚いフィンランドでは十分だ。
「間違いなく収入が入るので安心してビジネスを立ち上げられる」
 ヤルビネンさんは、今は映画製作の起業に取り組む。

 *デジタル移民を募る国、エストニア。
 
 国外に住む人に自国民に準じた行政サービスを提供する電子移住者制度で、143か国、2万7000人の仮想国民がいる。
 申請はインターネットで済む。旅券の写しをアップロード、手数料101.99ユーロ(約1万3700円)はクレジットカードで払う。
 一か月ほどで届く公的認証機能を備えたICチップ入りのカードが国民の証だ。
 カードがあれば銀行口座を開き会社を作れる。
 エストニアはEU加盟国。5億人の市場で事業を展開する足場が手に入る。
 電子居住者の会社は今4300。
 ・・・トルコのイスタンブールで旅行業を営むアラトウナイさんは「簡単に会社を作れて欧州全域で営業できる免許をとれた」・・・
 
 *スイスのツークは起業家による仮想通貨技術を使った資金調達ICO(イニシャル・コイン・オファリング)の世界拠点に浮上。
 
 12万人の住人の国籍は130を超える。
 ネットワーク上に示す事業計画書が評価されれば、世界の投資家から手早くお金を調達出来る。

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