昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

9月30日(水)のつぶやき

2015-10-01 05:01:09 | ある倉庫係

同じ先生がふたりの患者を同時に手術する? 後回しにされた方はラジオで音楽でも聞かせておいてほしいね。放置される患者の身にもなってくれ! goo.gl/lQzOxs



小説<手術室から>(38)目の手術(13)

2015-10-01 04:36:51 | 小説・手術室から
 極端なケースだが、Y医大付属病院の肺の患者と心臓の患者を取り違えて手術をしたという医療事故で、手術チームを含め誰も気づかなかったと言われている。
 
 構造的な無責任もあるけれど、この医師や看護師に、一人の患者を治そうという誠意が感じられない、と批判していた新聞があった。

 ・・・全くその通りだ。彼らの頭の中を覗いてみたい。たぶん処理しているのは無機物かせいぜい犬か猫の動物を扱っているのと同じ感覚なんだ・・・
 手術台の上で血圧計をはめられ、目に麻酔注射をされただけで放置された秀三は、そんなあら探しでもしていないと間がもたなかった。

 ようやくお隣の手術が終わって出て行くと、先生が彼の方に戻ってきた。
 
 いよいよ始まると思うと緊張して体が固くなるのを感じた秀三は、右ひじを曲げて先生の体に触れた。
 その温かみを感じて少しは苦痛を先生にゆだねることができるような気がしたのだ。

 そんなこととは無関係に、そして優しい言葉もなく、長い間さらされた右目にキラキラ光るメスが降りてきた。
 ググッ!
 彼はショックを受けて思わず体を硬直させた。
「どうしました? そうねずいぶんお待たせしちゃったものね」
 先生はそう言って何か周囲に指示を出している。
 冷たい液が乾いた目を潤して、状態は安定した。

「このメスはもう取り換えた方がいいわね・・・」
 ・・・冗談じゃないぜ。そんなのでやっているのかい!・・・

 ─続く─

 <好奇心コーナー>
 

 プーチンロシア大統領を今年中に招きたいと、安倍首相はご執心である。
 
 そんなプーチンはアメリカの<新世界秩序>に強く反発している。
 同盟国アメリカに気を使わなくっていいのだろうか。