碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

バーンロムサイの見学

2016-06-04 14:15:19 | 日記風雑感
以前から情報だけは知っていました。しかし、場所が市内からちょっと離れていて、車でないと行けない場所なので、行く機会を失っていたのですが、ちょうど娘がチェンマイへやってくるというので、娘と行くことにした。家内の友人のKさんの車に乗せてもらって、4人で運河にそって南へと走った。地図をたよりに行きつ戻りつして、目的地につくと、そこは広い敷地にいくつかの建物があり、大きな木が日陰を作っていて、これがタイの田舎の風景だというような心持ちになる。
この施設は母子感染でHIVのキャリアーになった孤児たちのための施設で治療(投薬)をつづけている子供たちの生活の場でもあります。以前はHIVは不治の病で死を覚悟するしかない病でしたが、現在は薬が開発され、キャリアーであっても発症するのを防ぐことができるようになった。しかし、この薬が高価なため、経済的な援助がないと子供たちは、生きていくことができないのです。そんな子供たちのために、ここでは、寄付だけに頼るのではなく、自ら収入を得る手段として、ファブリック(繊維)関係の製品を作っています。洋服や雑貨などを作って、販売しております。娘の勤める会社でも、ここの製品を扱っていて、日本での販売に一役かっています。そんな関係もあって、一度訪問しておくべき場所であると思っていたわけです。この日はあらかじめ、予約していたので、(訪問できる日は決まっている)案内係りの女性が出むかえてくれた。その日は我々のほかに日本人2組とファランの女性2人が来ておりました。最初にDVDでの説明を見た後、施設の中を案内してくれて、子供たち(幼児)とも遊んできました。いまは、HIVの子供とそうでない健常者の子供が半々で、医学の進歩と世の中の状況とともにこの施設の役割も変わってきているようだ。できた当時は偏見や差別があって子供たちは、学校へも行けなかったのですが、現在はまわりの人に理解されて、ここのサッカーチームに入れてほしいという子供たちもいるそうです。そんなことを、娘は会社に報告するためか、盛んにメモを取っておりました。途中に代表の名取美和さんがお忙しい中、顔を出してくれて、挨拶してくれました。







この施設を立てたときに植えたガジュマルの樹が大きくなって、毎年お祭りをするそうです







アルマーニ財団からの援助もあるそうです








最初に立てた仕事場の建物で今は使われていない。昔の機織り機の骨組み






売店の建物ここで作った商品が展示されている


ここでは宿泊することができる。草ぶきの屋根のコテージ


プールは管理上塩水だそうです。映画の撮影にも使われたそうです。


草ぶきの屋根の草はすべて編みあげてある。


























料理は日本人向きに辛くなく甘くなく、いい味でした。










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1 コメント

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HIV (TN)
2016-06-10 08:13:16
まさに eπi+1=0かな・・・!!

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