碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ポルトガルへの旅2

2023-04-26 17:43:30 | ポルトガル

一言でヨーロッパといえども、かなり多様で昔は地中海沿岸のラテン系の国々がメインストリームと言うか中心であって中欧北欧などは蛮族の住む僻地であったらしいのですが、今は逆転したようで、ドイツフランス北欧が中心的地位に思われます。経済的な格差もありますが、ろくに働きもせず文句ばかり言うギリシャ人のようなタイプが本来のヨーロッパであって、勤勉なドイツ人的メンタリティーはろくなもんじゃないと内心思っておりまして、この偏見は日本人に対しても持っております。空気を読みながら破滅へ進んでいった過去は共通している。EUのお荷物であるギリシャの債務がどれだけあるのか知りませんが、日本とくりゃべりゃ鼻くそ程度で、IMFへの返済がすでに完済したという。放漫財政のギリシャですら、ゼネストや火炎瓶による死者を出しながらやる時はやるのです・・観光と海運が収入源の決して豊かではないギリシャのアテネでスパゲッティーを注文すると10ユーロ(1500円)以上はする。日本の円がいかに不当に安いか貧乏感が一気に襲ってきます。こんな時期に外国に行くのが悪いと言われそうですが、当分円高にはなりません。戦争でも起これば円は暴落してしまいます。あのときはまだよかったと言うことになるのではないかと危惧してます。一日だけ滞在したアテネの街はもっと風情のある街かと思っていたが、ワシの感覚が古いのか、今のヨーロッパの街並みは落書きだらけで決して美しいとはいえない。うんざりです。いいかげんにせえよ。と言いたいのです。見たくもない落書きに責められているような気分で、自己主張の強さだけが伝わってきます。

              

とわ言え、ギリシャ時代という昔からの遺産があるわけで、かつてはギリシャ哲学と言われギリシャ悲劇といわれ、様々な文芸や哲学を生み出したヨーロッパの智の原点でもあるのだが、その象徴であるアクロポリスの丘にそびえたつ石柱の残骸をいまさら見る気にはなれなかった。むしろ巷のおねえさんたちの顔を眺めている方が楽しいのは間違いない。

           

                  アクロポリスの神殿遺跡

           

 

             ギリシャ悲劇の作者の一人であるエウリピデス

 

 


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