「書店員の恋」梅田みか

作家という憧れの職業の男性との印象的な出会い、そしてその彼は自らが発掘して脚光を浴びたという極めて特別な関係。思いがけず寄せられる彼の好意。そして、これまで経験したことの無い、豪華で夢のような体験。
年頃の女性にとって、惹かれるなという方が酷というものだ。


ただ、彼女は気付く。沢山の本の山の中から。想い出がつまったレシピと共に。
自分にとって一番大切ものは何かということに。


「書店員の恋」というタイトルではあるけれど、特に書店員に限らない、恋愛小説としては「ベタ」な展開だと感じたな。

悪人は登場せず、エピソードの発信源は単なる若い彼女の気持ちの揺れだ。
一貫して彼女を想っているシェフを目指す彼にとっては、はなはだ迷惑な話だと思ったよ（笑）
これで翔子が新しい恋を選んでしまった日には目もあてられない(笑)

落ち着くところに落ち着いて"チャンチャン"って感じに終わる話だったかな(笑)


詳しく「書店員の恋」をチェック！