平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

Onodekitaの科学力は中学生以下

2013-06-11 20:32:23 | 小野俊一


少し古い話題ですが、今年の3月に風力発電所の風車の羽根が壊れて落下する事故が起きました。
新聞には金属疲労で壊れたと書かれています。その通りであり、疑問をはさむ余地はありません。

ところが、onodekitaは、おそらく彼にしか思いつかない独自の見解を、ツイート上で述べています。



セシウム降下ももちろん関係していそう

はじめは何を言っているのか理解できなかったのですが、つぎのツイートを見てやっと意味が分かりました。



塩害だそうです(笑)。もちろん間違いです。
塩害を引き起こすのは塩化物イオン(Cl-)です。
彼はナトリウムイオン(Na+)によって起きると思っているようですね。
彼に反論している人も同じ間違いをしています。

彼がなぜ間違えたかを推測すると、たぶんこういうことです。
イオン化傾向の異なる二つの金属が接触し接触部に水が存在すると局部電池が形成されて、一方の金属が腐食します。

風車にナトリウムが付着すると、鉄とナトリウムはイオン化傾向が異なるので、一方の金属が腐食する。腐食する金属は鉄だ。このことから分かるように、風車一面に付着したセシウムは、ナトリウムよりもさらにイオン化傾向が高いので、鉄は激しく腐食したはずだ。その結果、羽根を支持する部材に断面欠損が生じ、風荷重によって破壊され脱落した。 ← onodekitaの推論

彼のお粗末な思考回路には上記のような腐食メカニズムが閃き、そして瞬時に頭の中に焼き付いて固定化されたのでしょう。彼は頭が悪い上に固いです。柔軟性ゼロです。一旦思い込んだら、何があっても変えることができません。

言うまでもないことですが、イオン化傾向の異なる金属が接触しそこに水が存在するとき腐食するのは、イオン化傾向の高い金属(卑な金属)です。イオン化傾向の低い金属(貴な金属)ではありません。例えばトタン板の場合、鉄板の表面の亜鉛が鉄板を保護しています。亜鉛のイオン化傾向が鉄のイオン化傾向よりも高いために、亜鉛が犠牲になって鉄を守っているのですが、こんなことは中学校の理科の時間に習っています。彼は中学卒業後、間違った知識を正すことなく今まで生きてきたのです。思い込みの激しい彼は、死ぬまで間違いに気づくことはないでしょう。

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3 コメント

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はじめまして (のりたまとうさん)
2013-06-17 12:36:35
イオン化傾向、懐かしい響きです。
乳幼児に水分補給でアイソトニック飲料を飲ませると、虫歯になるってよく(保健所等で)言われます。
糖分を含むから?って思っていましたが、
イオン化傾向が理由だったのかもって気がつきました。

PS「魔法使い」さんってまほ様のことですか?高知県で棚田を作っていると伺いましたが、その方かしら?
返信する
Unknown (平ねぎ)
2013-06-17 16:01:57
>PS「魔法使い」さんってまほ様のことですか?高知県で棚田を作っていると伺いましたが、その方かしら?

そうです。
でも最近は棚田をやってないようですよ。
飽きたんじゃないかな。
返信する
書き込み禁止にされていた (平ねぎ)
2013-06-28 13:04:09
http://onodekita.sblo.jp/article/47679482.html
コメント欄(↑)に以下の書き込みをしようとしたら、予想通り弾かれました。(笑)
***
ガードレールの腐食は塩害によるものですが、塩害の元凶は塩化物イオン(Cl-)です。ナトリウムイオン(Na+)ではありません。塩化物イオンが不動態皮膜を破壊し、そこに酸素と水が供給されると腐食するのです。
***
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