平ねぎ数理工学研究所ブログ

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△7七飛成

2018-06-07 17:45:00 | 将棋

竜王戦ランキング戦5組決勝戦の棋譜を、技巧2を使って解析した。
△6三同金から△7七飛成までの手順に、技巧2は気づいていなかった。
技巧2は△6三同金を疑問手と評価した(評価値差分-500)。
△8六飛と歩を取った手も同様に疑問手と判定した(評価値差分-600)。
▲8七歩と打たれ、△7六飛と寄ったときに初めて△7七飛成を発見し大反省した。
そして、評価値は大きくプラスに転じた(評価値差分+727)。
評価値曲線が一時的に石田側に振れているのは技巧2の勘違いで、赤線のような藤井完勝曲線が正しい。

棋譜解析では一手の検討時間を30秒以内に抑えている。
検討時間が短いため△7七飛成を発見できなかった可能性も考えられる。
そこで、▲6三歩打の応手を時間無制限で検討させた。
しかし、どれだけ時間が経っても技巧2が示す後手の最善手は△7二金であり、
△6三同金から△7七飛成までの手順を見つけることはできなかった。

▲6三歩打の局面で石田の代わりに技巧2が指し継いでも、藤井が勝っていただろう。
技巧2のレートはR3800であるが、この将棋に関する限り藤井の棋力はR3800を優に超えていた。

以下、棋士の反応。









追記 2018.06.09

藤井七段は早い段階で△7七同飛成に気付いていたはず。
だから、興奮を抑えきれず何度も離席したのだ。
興奮状態が相手に伝わると、狙い筋がバレてしまうからだ。
石田五段が▲8七歩と打った時一瞬ガックリうなだれたが、
狙い筋が実現したので安心したのだろう。

 

追記 2018.06.10

 

藤井七段は、△6三同金の直後に席をはずした。
戻ってきてもしばらく廊下に隠れていてなかなか対局室に入ってこない(7:40~8:27)。
8:12にチラッと姿がみえる。

追記 2018.06.10

千田 
見苦しいので言い訳やめれ。

>まあ、これは解説者視点ではなかなかそこまで深く読まないんで気付かないですねえ。
解説者視点だろうと対局者視点だろうと△6三同金とは取れない。
飛車は大切な駒という先入観があるので△7七同飛成は読みの網に掛からないのだ。
人間には無理なのだ。対局者であったとしても千田に読めるわけがない。


追記 2018.06.12

まふ@まふ定跡開発者



ひゃー、読めてる


追記 2018.06.12

△7七同飛成を、羽生五段が加藤九段に対して指した▲5二銀打と比べる人がいるようだが、月とスッポンだ。比べものにならない。
▲5二銀打はたいした手ではない(と、加藤九段が言っている^^;)。「羽生善治論」のなかで、加藤九段はこう書いている。

じつは5二銀という手は、いやしくもプロであるならば、奨励会の二、三段であってもちょっと考えれば思いつく手だといってもいいのである。
だから、5二銀をことさら持ち上げるのは、羽生さんの名誉をかえって損ねることになりかねない。彼にとっては何でもない、いうなれば
”朝飯前”の手であるからだ。

私もそう思う。

 

追記 2018.06.22

藤井が王座戦で深浦に完勝した。
強すぎる。
この評価値曲線は何だ。
これ、飛車一枚くらい違うぞ 

解説者の横山と阿久津は▲2七玉以下の変化を読めていなかった。
藤井には一目なのだろう。


追記 2018.06.25

今日も完勝
強すぎる 

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