平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

歴史戦?

2017-12-18 11:54:32 | 政治問題

自民党、目立つ鈍感ぶり 安倍晋三首相「サンフランシスコは失敗だった…」
自民党の歴史認識をめぐる感度が鈍い。米サンフランシスコ市議会が慰安婦像と碑文の受け入れを決議したことへの対応は大幅に遅れ、
韓国政府がトランプ米大統領との晩餐(ばんさん)会で「独島エビ」を振る舞っても無言のままだった。
日本の名誉や国益を守るのは与党の重大な責務だ。仕掛けられた「歴史戦」に立ち向かう戦略の再考が迫られる。
「サンフランシスコは失敗だった。こういうことをしっかり防いでいかないといけない」
安倍晋三首相(自民党総裁)は4日、党外交再生戦略会議(議長・石原伸晃前経済再生担当相)のメンバーと官邸で面会した際、
怒気を含ませながらこう語った。怒りの矛先は外務省に向いていたが、後手に回ったのは党も同じだった。
自民党がサンフランシスコ市議会を問題視し、日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会(委員長・中曽根弘文元外相)を開いたのは、
決議から2週間以上たった11月30日だった。
出席議員から「事実でないことは正していく」との意見が相次いだものの、抗議文や日本政府への提言を作るかどうかさえ決められず迫力を欠いた。
党幹部は「衆院選の影響もあり、なかなか開けなかった」と釈明する。
二階俊博幹事長も、党所属議員が米国などに出張する際、慰安婦問題を提起させる考えを示したが、抜本的な解決策とまではいえない。
党関係者は「昔は国外にも人脈を広げて情報収集し、問題を事前に押さえ込むことができる議員が何人もいたが、今はほとんど見られない」と嘆く。
歴史戦を仕掛けてくる韓国に対しても、自民党の反射神経の鈍さが目立つ。韓国政府は11月7日、トランプ氏を招いた晩餐会に元慰安婦を招待し、
韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)の韓国側呼称「独島」の名前のついたエビ料理まで提供した。
日本政府は外交ルートで即刻抗議したが、自民党は晩餐会の3日後に党外交部会を開き、
トランプ氏のアジア歴訪や中国共産党大会などについて外務省から説明を受けただけだった。
徴用工をめぐる韓国側の主張に同調する研究者らに文科省などが助成金を交付していたことを伝えた産経新聞の報道(13日付朝刊)を受け、
党文部科学部会は14日、文科省幹部を呼び説明を受けた。珍しく迅速な動きを見せたが今後も激化する歴史戦に対応できるかは見通せない。
韓国国会は毎年8月14日を元慰安婦をたたえる記念日とする法案を可決した。カナダでは「南京大虐殺記念日」を制定する動きが広がり、
慰安婦像は韓国に限らず米国やカナダ、フィリピンなどでも増えている。
日本に対する誤解や悪意を払拭するためにも、自民党は具体的な戦略と気概を備える必要がある。与党ボケは許されない。

この問題を歴史戦と捉えた時点で日本の負け。
世界から袋叩きにあう。
世界中に慰安婦像が置かれる。
悪あがきをすればするほどそうなる。
慰安婦像は世界の女性人権問題のシンボルになってしまった。
慰安婦問題は過去のものじゃない。現代の問題だ。
慰安婦問題を否定することは女性の人権を否定することだ。
好むと好まざるとに拘わらずそうなっている。