日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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新型コロナウイルス感染症対策─玉野市・市民病院の対応は

2020年04月22日 | 市議会
2020年4月21日(火) 午前10時より玉野市議会・厚生委員会が開催された。

協議・報告事項として、〇玉野市における地域医療改革の進捗状況について、

〇家庭ごみ有料化についての2点である。

 厚生委員長からの要請もあったのだろう、冒頭に「市民病院における新型コロナウイルス対策対応」

について、A4版1枚に7項目に箇条書きされた事業管理者作成のメモをもとに、

市民病院の対策・対応の説明があった。

「4月20日から家族を含めて一切の面会禁止、発熱外来の完全予約制を4月20日から実施、

定期受診者の電話による処方箋の発行」などの取り組み状況の報告があった。

 私は、①市民病院ではPCR検査の体制はなく、発熱の患者への診療を隔離するスペースを設けて

完全予約制で対応しているが、もし、医師の判断でPCR検査が必要となった場合、県保健所では

スムーズに対応できるのか。②「感染症が心配な方は県備前保健所相談センターに連絡を」

とあるが、電話がかかりにくい状況はないのか、きちんと連絡が取れる状況なのか。

③市民病院では新型コロナ感染症患者の受け入れ対応はできるのか。

④感染者拡大等の地域での最悪の事態を想定して、岡山県・保健所とはどのような打ち合わせが

なされているのか。県・保健所とコロナ感染軽症患者の受け入れ等の対応協議はどうなっているのかなどを

質問した。県・保健所とは感染患者への対応として、十分な具体的協議、要請がされている状況ではないこと。

また、「相談は保健所に」というものの、スムーズに相談できる体制が整っていているのか、などを尋ねたが、

市民の心配・不安に寄り添い、状況を十分に把握しているような説明はなかった。

市の対応は、自粛の徹底を市民に要請するものの、感染拡大を想定した対応について、

県・保健所と協議して、具体的に市民病院がどう対応するのか、

軽症者へ病床確保などはどうするのか、具体的な動きがみえてこない。

ただ、市民病院では新型コロナ感染患者の受け入れは1名程度で、受け入れ準備はおこなっているものの、

十分な体制が整っている状況ではないこと。PCR検査については、県保健所として1日40件から、

80件に検査数を増やす体制になった旨の説明があった。

市は、市長を筆頭に対策本部を設置したが、市民の感染不安や営業不振等への相談窓口は設置していない。

議会厚生委員会への説明・対応も、市民病院や健康増進課等が、きちんと議題としてあげて、

市対策本部の対応を説明・報告すべきだが、そのようになっていない。

自粛要請と個々人の感染防止策等は市民に発信するが、もっと市民に寄り添った対策・対応が求められるのでは?

どうも緊張感が欠けているように感じている。

 4月23日(木)午前10時より議会会派代表者会議が開かれ、議会としてコロナ感染症対策に

どのように対応するのかを協議することになっている。

 私は、議長団に対して先週、二元代表制の議会として議会対策会議を設置して、

市の対応を支援するとともに、チェック機能を果たすよう求め、要請を行っている。

新病院建設問題、ごみ有料問題の協議状況は、後日に報告・起債する予定である。