ごみ問題の続き (2)を書き込む。
2019年、平成31年4月策定の「玉野市一般廃棄物処理基本計画(中間見直し)」
に記載されている国の目標、国の基本方針、2016年(平成28年)1月に改正された
国の基本方針では、排出量(ごみ総排出量)は現状2012年(平成24年度)に対して、
2020年度目標は、約12%削減。
1人1日当たり家庭ごみ排出量(資源ごみ、集団回収量を除く)
2020年度目標 500gと記載されている
また、第四次循環型社会形成推進基本計画における一般廃棄物の減量化目標として
2025年度目標 1人1日当たりごみ総排出量 約850g
家庭からの1人1日当たりごみ排出量 約440g
(資源ごみ、集団回収量を除く)とある。
※玉野市の2012年度(平成24年度)のごみ総排出量は、1人1日当たりの総ごみ量1,093g
であり、2020年度(令和2年度)は約12%削減で962gとなる。
※家庭ごみ排出量は、2020年度まで500g目標に対して、
玉野市は2016年(平成28年)で678gが実績値。これを
2023年度の目標値として560g以下としている。目標数値がかなり低い。
次に、市当局から示されたデーターでは
●類似団体で、ごみ有料化を実施している55市の平成29年度実績では
1人1日当たり生活系 可燃ごみ量+不燃ごみ量の実績値
可燃ごみ平均441g+不燃ごみ23g=464g
●類似団体で、ごみ有料化を実施していない38市の平均
可燃ごみ484g+不燃ごみ27g=511gとある。
※本市の場合、ごみ有料化を実施していない市として、
1人1日当たりの生活系可燃ごみ搬入量は588g
1日1日当たりの生活系不燃ごみ搬入量は44gで合わせて632gであり、
有料化していない類似団体38市のなかで生活系可燃ごみ搬入量は
4番目に多く、この点でもごみ減量化の遅れは深刻である。
玉野市は、ごみの有料化(ごみ袋有料化)に向けて、「玉野市廃棄物処理手数料改定検討会議」を
立ち上げ、急ピッチで準備を進めているが、この減量化の立ち遅れは、
ごみ有料化を実施すれば解決できる問題ではない。
本市が先進自治体に学び、市民との協働を強めつつ、
本気の取り組みを展開しなければ、この立ち遅れは取り戻せないだろう。