このところ忙しく、議会報告が遅れている。
小中学校の普通教室へのエアコン設置についも進展があるが、報告できていない。
10月3日に開催された総務文教委員会において、初めて具体的な
「猛暑対策としての空調整備計画(案)」が示された。
玉野市総合教育会議の開催をうけ、市長のエアコン設置への方針(財政措置)
が示されたのだろう、その結果、教育委員会からの具体案である。
財政は市長が押さえているため、教育委員会は市長の財政方針が示されなければ
動けない、という問題点がある。
県下都市で普通教室へのエアコン設置が最も遅れていることへの
保護者・市民の批判が強く、やっと計画が示された。
概算事業費で1億5千4百万円(うち幼稚園への設置2千7百万円)
国の平成30年度補正予算に対応して、来年度から約87台のエアコン設置に
取りかかる。
しかし、来年7月の猛暑時までには設置がすべて完了するのは難しいとのこと。
また、全部の普通教室への設置ではなく、すでにエアコン設置済みの
PC教室や図書室等の特別教室を活用する。また、小規模校などでは
1教室を2学年が共同利用するなどで、設置数を極力抑えている。
議会総務文教委員会では、複式学級のようなことは好ましくないので、
次年度にはさらに設置数を増やし、1教室での2学年のグループ使用は
解消するよう要請した。
ちなみに、全教室へのエアコン設置の場合、さらに70台前後を増設する必要があるとのこと。
不十分な点、課題もあるが、子どもたちの安全のために大きく前進した計画となった。
新日本婦人の会玉野支部では学校関係・教育委員会への申し入れ、
市長への直接面談での要望、さらに、市議会へのエアコン設置を求める請願書提出と
請願採択。10月29日には再度、教育委員会への要請など、
全国の運動と呼応して、取り組みを展開されたことも、大きな力となった。