総選挙・市長選挙が終わり、翌日の10月23日(月)から
27日(金)まで5日間、総務文教委員会の決算審査が行われた。
連日、午前10時から午後5時頃まで、平成28年度の一般会計を中心に
当局から決算、執行額について説明を受け、その費用対効果など疑問点を質疑した。
住民目線でムダづかいや放漫財政運営はないか、住民本位の行財政改革を推進する立場から、
議会としてチェックし、見直し、改善を求めた。
図書館・中央公民館のメルカ移転整備に関して、総額で約5千万円の「設計監理委託料が多額すぎるのではないか。」
「指定管理料は何を根拠に計算されたのか。」など、幾つか疑問点を投げかけたが、
当局から適切な答弁がなく、資料提供もないなど、疑問点の解明がなされていないため、
次の総務文教委員会での資料提供を求めた。
肥大化した諸施策、費用対効果の低い諸事業、不要不急の施策など、ムダづかいを住民の視点で
チェックし、住民本位、市民合意の行財政改革を進めことは、財政の健全化を図るとともに、
新たな切実な住民要求の実現にとっても重要である。
10年前に財政健全化を主張し、経常収支比率89.1%を目標に掲げていた市政が、
財政改善どころか悪化を招いたこと、
市民病院の経営改善計画を策定し、病院改革をすすめるとしていながら、
いっそうの経営悪化を招いた市政が、その真摯な総括、検証、反省もないまま、
「前へ進め」ようとしても、とても、市民にとって「生涯活躍のまち」には進むとは思えない。