「申し訳ない」サル山掃除 ５少年を書類送検

　福知山市動物園のサル山に１月、大量の花火が投げ込まれニホンザルがやけどを負った事件で、京都府警少年課と福知山署は２３日、動物愛護法違反や器物損壊などの疑いで、同市などの高校生や美容師、解体作業員の少年５人＝いずれも（１８）＝を書類送検した。

　府警によると、少年らは直前まで酒を飲んでおり「余った花火でサルをからかいに行こう」とサル山を訪れた。事件後、報道を見て反響の大きさに驚き同署に出頭した。

　２月１０日に同動物園の二本松俊邦園長に謝罪したところ、園長が「サルの気持ちを分かってほしい」と諭し、サル山の掃除を提案。同１５日にサル山に向かって頭を下げた後、１時間ほどモップがけなどをした。少年らは「自分の家族に花火が向けられたら腹が立つ。園とサルには申し訳ない気持ちでいっぱいです」などと話している、という。

　二本松園長は「十分反省し、今後は世の中の役に立つことをしてほしい」と話した。

　素直に反省してくれてよかったですね。