gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

“毒殺”未遂、妻逮捕 夫「胃腸炎だと…」

2015-12-03 | 報道・ニュース
 栃木県宇都宮市で、焼酎に混ぜて別居中の夫を殺害しようとしたとして、女が逮捕された。女が使ったのは、「トウゴマ」という植物から抽出される毒物だった。

 30日、殺人未遂の疑いで逮捕された宇都宮市の鹿毛陽子容疑者(33)。警察によると、鹿毛容疑者は焼酎のパックの中に毒物を混入させ、夫を殺害しようとした疑いがもたれている。鹿毛容疑者が使った毒物は「トウゴマ」という植物だった。

 トウゴマとは、熱帯地方が原産の植物で、種からとれる油は「ひまし油」と呼ばれ、工業用として流通している。ただ、東京薬科大学の三宅克典助教によると、「(種を)搾ったカスには猛毒が含まれている」という。

 東京薬科大・三宅助教「リシンという猛毒が含まれていて、搾ったカスから1%くらいとれると言われています。フグ毒のテトロドトキシンがありますが、それよりも強い毒とされています」

 トウゴマを扱うことには規制はないという。

 警察によると、鹿毛容疑者の夫は自衛隊員で、今年3月頃からは別居状態。妻の鹿毛容疑者は宇都宮市内の別の家に住んでいた。

 近所の人「夫婦で一緒にいるところは私は見た記憶がない」

 事の発端は今年9月、医療品の販売会社から、「鹿毛容疑者が偽名を使って毒劇物に指定の薬物を購入しようとしていた」という通報が警察に入ったことだった。

 その後、警察が夫に確認したところ、「過去に焼酎を飲んだら体調を崩したことがあった」と話したと言う。警察は夫の家にあった焼酎を分析。するとトウゴマとは別の毒性分が入っていたという。

 警察は9月の通報を受け、今は鹿毛容疑者の夫が一人で暮らしている自宅を警戒していた。

 先月、警察は夫の自宅に入っていく鹿毛容疑者の姿を確認。その後、夫の許可を得て自宅を調べたところ、白く濁った焼酎が見つかった。その成分を分析したところ、トウゴマから抽出された毒の成分が検出されたという。

 夫は日本テレビの取材に対し、「妻を疑わないわけではなかったが、胃腸炎だと思いこむことにした」と話した。警察の調べに対し黙秘しているという鹿毛容疑者。警察は鹿毛容疑者が毒殺を企てた動機などについて調べを進めている。

 何があったんでしょう。