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韓国客船事故 巨額資産蓄えたオーナー一族の前科と悪評

2014-04-27 | 報道・ニュース
 珍島沖の沈没事故で、韓国の合同捜査本部は23日、船長をはじめ、全船員11人を拘束した。「乗客より先に脱出した」と全員、遺棄致死罪が成立すると判断を固めている。朴槿恵大統領は「殺人にも等しい行為」と批判した。

 いま焦点となっているのは、フェリーを運航する「清海鎮海運」のオーナー一族の不正問題だ。朝鮮日報などによると、オーナー一族の背任や脱税、財産の海外隠匿などの嫌疑を調べるため、仁川地検の特別チームが捜査を開始したという。国内外に2400億ウォン(約240億円)の財産を持ちながら「清海鎮海運」の運営を圧迫し、安全管理を怠った嫌疑だ。

 オーナーはユ・ビョンウン(73)という人物。これまで会社の名前を変えながら、私腹を肥やしてきたと韓国マスコミから総攻撃を受けている。

 1990年には同氏が会長だった「セモ」社が運航していた観光遊覧船が漢江で沈没事故を起こして、15人が死亡するという事件があった。貿易業を起こしていたユ・ビョンウンは79年に「セモ」社を設立、さらに81年にはキリスト福音会を創立した。宗派は「クウンパ」と呼ばれている。この信徒たちが大挙して「清海鎮海運」に就職しているといわれる。

「全斗煥大統領の実弟と親しい関係にあったユ・ビョンウン会長は、86年に遊覧船の運航権を独占的に獲得して注目された。87年には集団自殺事件“オデヤン事件”に関連したとして、検察捜査も受けています」(韓国司法関係者)

 その後「セモ」社は経営難に陥り、97年に不渡りを出したが、99年に「清海鎮海運」を創立して、今日まで至っている。一族が実質的に支配する「アイワンアイ・ホールディング」社など13社の資産価値は5600億ウォン(約560億円)といわれている。

 さらに済州島に「キリスト福音会」名義で300万坪の土地を所有していることも発覚、現在の不動産価値は1000億ウォン(約100億円)にのぼるという。

 現在のところ「清海鎮海運」関連では40人近くに出国禁止の措置が取られている。沈没事故は、50人近くが逮捕される可能性がある一大事件になりつつある。

 すべてを明らかにしてほしいですね。