同級生刺した生徒「消しゴムぶつけられて頭にきた」

　千葉県習志野市の高校で、２年生の男子生徒が同級生の胸などを刃物で刺して大けがをさせた事件で、逮捕された男子生徒は「授業中に消しゴムを後ろからぶつけられて頭にきた」と、供述していることがわかりました。

　この事件は２７日昼過ぎ、千葉県習志野市の高校で、高校２年生の男子生徒が授業中に同級生から消しゴムを投げつけられたことに腹を立て、授業後にカバンから刃物を取り出して左胸などを刺し、重傷を負わせたものです。

　男子生徒は学校から自転車で逃走しましたが、午後６時４０分頃に千葉市花見川区の路上に一人でいるところを確保され、殺人未遂の疑いで、緊急逮捕されました。

　男子生徒は「切ったり、刺したりしたことは間違いありません」と、容疑を認めているということです。

　「被害に遭った生徒は、活発なスポーツマンタイプ。事件を起こしてしまった生徒は、どちらかというと、おとなしくて無口なタイプ」（学校側の会見）

　警察によりますと、男子生徒は、高校から５キロほど離れた大型スーパーで自転車からタクシーに乗り換え逃走、その後、千葉市花見川区の路上を一人で歩いていたところを、警戒中の警察官が発見して身柄を確保しました。男子生徒は抵抗する様子も見せず、素直に応じたということです。

　男子生徒は、逃走途中に千葉市稲毛区でタクシー運転手に刃物を突きつけ、タクシーを奪った疑いも持たれていて、警察は、男子生徒が同級生を刺した経緯を調べるとともに、タクシー強盗についても捜査する方針です。

　怖いですね。