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日本初のプロバスケリーグ
「bjリーグ」と日本のバスケを
それとなく応援するブログ。

今更ながら

2006-08-28 13:45:47 | Weblog
いろいろ考えてみましたよ。
以前書いた内容と食い違っていたら、ご容赦ください。

日本、NZに逆転負け=決勝T進出かすむ-世界バスケット
バスケットボールの第15回男子世界選手権第5日は
23日、広島市など国内4都市で1次リーグが行われ、
B組(広島県立総合体育館)の日本は、
前回4位のニュージーランドに57-60で敗れて1勝3敗となり、
自力での1次リーグ突破は不可能になった。
この試合に勝てば初の決勝トーナメント進出となる日本は
網野(アイシン)、折茂(トヨタ自動車)らが活躍。
38-20で前半を終えたが、徐々に差を詰められ、
最終クオーター残り1分24秒で同点、31秒で勝ち越しを許した。

B組はこの日、パナマを下したドイツの1次リーグ突破が確定。
決勝トーナメントへ進めるのは残り1チームとなった。
1次リーグ最終日の24日、ニュージーランドがパナマに勝つと、
続く日本-スペイン戦を待たずにニュージーランドの突破が決定。
パナマが勝つと、日本にも望みが残る。

D組の米国はイタリアとの全勝対決を制し、
A組のアルゼンチン、B組のスペインとともに4連勝で1位通過を決めた。 

えー、NZ戦。上背はともかく、気迫で完敗。
やはり戦闘民族系が多いな環太平洋地域は。
最大18点差をひっくり返されたこの試合。
あちこちで叩かれていますが、私は順当だったと思う。
パナマに勝って若干調子を上げ、歓声に後押しされた日本と、
アウェイながら尻に火がついたNZでは、NZのほうが若干上だった。
逆にいえば、日本は善戦したんです。
たった4年で「アマチュア」と「大学生」を鍛え、
ここまでやったんだから、パブ育成に間違いはなかった。
前半の好調は、単にNZの不調の裏返し。
だから、惜敗が運命付けられていたと思います。
最後に攻め気どころか譲り合いを見せたのも、
キャメロンをノーマークにしてほっといたのも、全て実力。
あれが限界だったんです。
たらればは禁物ですが、この大会が2年後だったら、
そして北京までジェリコが率いていたなら、
そして協会がジェリコのやりたいようにやらせていたら、
ガチのドイツと接戦を演じるくらいはやったかもしれません。
(でも10点差くらいで負けるかと)

無敵艦隊>>温存なし本気のドイツ=調子に乗ったアンゴラ>気合の入ったNZ
>>>日本=パナマ、というところでしょうか?
まともに育成してきたであろうパナマに現時点でほぼ並んだのがすごい。


で、スペイン戦。
日本、1次リーグ敗退=中国など16強出そろう-世界バスケット
バスケットボールの第15回男子世界選手権第6日は
24日、広島県立総合体育館などで1次リーグ最終戦が行われ、
B組の日本は強豪スペインに55-104(前半27-47)で大敗し、
1勝4敗の同組5位で敗退した。
出場4度目の日本は16チームによる決勝トーナメント進出を果たせず、
開催国の過去最低成績(8位)も下回った。
この日はB組で先にニュージーランドが86-75でパナマを破って
2勝3敗とし、この時点で日本の1次リーグ敗退が決定した。
この日で各組4位までの16強が出そろい、
A組のアルゼンチン、B組のスペイン、C組のギリシャ、
D組の米国が5戦全勝で1次リーグ突破。
D組の中国は米プロ協会(NBA)ロケッツの姚明が36得点を挙げ、
スロベニアを1点差で振り切って4位でアジア勢唯一の16強入り。
優勝候補の一角だったブラジルは、C組5位で敗退した。

決勝トーナメントは26日から、さいたまスーパーアリーナで行われる。 

順当な結果ですね。ただ、地力で言えばもっとやれたはずなのに、
心が折れていたのでは?と思わざるを得なかった。
最高の力でぶつかって、それ以上の力で吹っ飛ばされる・・・
最高じゃないですか。
最もいい経験の積み方。
しかしそのチャンスを、捨ててしまってなかったでしょうか?
相手が誰であろうと、勝ちに行く。そんな気持ちも見えなかった。
スペイン戦では得るものはほとんどなかったと思います。
ジェリコはフォローしていたが、精神面でジェリコを裏切ったともいえる。

結論。
日本代表は、「大規模改修中」だったのにもかかわらず、一勝を上げ、
ドイツ・アンゴラ・NZ相手に大善戦。
予想以上の頑張りを見せた。

育成におけるジェリコイズムは間違ってない。その萌芽を随所に見せた。
ただ、時間が足りなかった・・・

必要なのは熟成で、リセットではない。

責任を取るなら北京以降。
今大会でベスト8に入るのは不可能。
それを本気で求めるような人間は、協会には必要ない。
妄言なだけならともかく、本気で語ってHCを更迭し、
自分たちはのうのうと幹部のいすに座りつづける・・・

こんなことしてたら、日本バスケ界全体の信用問題になる。
形式上のTOPがこれでは・・・