tonto's blog

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マイナ受付

2021-03-06 | weblog

 令和3年3月1日から、マイナンバーカードによって医療機関の受付ができるようになったので、医療機関はこのようなポスターを掲示周知させるようにとのことです。

 そのようなことになるのは聞いていたのですが、あまりにも事前の情報が乏しくて、先月駆け込みで申し込んだところです。ですので、マイナンバーカードのリーダーは届いていません。それに届いたとしてもそれに接続する専用パソコンもしくは対応レセプトコンピューターを用意しないと受付はできません。

 厚労省の予定では3月に医療機関の3割が対応、来年3月には9割の医療機関(処方箋薬局をもちろん含む)で対応できているはずと試算しているようです。

 そもそもマイナンバーカードを持っている人って何割いるんだそう?今年1月の時点で25%ほどだそうです(新潟県の何とか村は75%以上!)そして、マイナンバーカードの持ち歩きって怖い感じがしますので、マイナンバーカードよりはやっぱり従来の保険証を利用することのほうが多いと思います。

 マイナンバーカードと健康保険証をリンクさせるのって難しいんじゃないの?って思っていましたけど、試しにやってみたら思いのほか簡単にできました。

 さあこれでって…、きっと利用できる「オンライン資格確認に対応した医療機関」が見つからないんだろうな。

 私のところは令和4年末にはと考えています(そうしないと申し込みをしたのに対応できていないという事で、違約金の請求を受けるそうですから)対応の遅れている最後の1割のグループに入ってしまいますけど、今のレセプトコンピューターは買い換えてまだ3年。しっかりと減価償却してからじゃないとね。

 

 

 今日の産経新聞のコラム「産経抄」はよかった。覚えておくためにこちらにコピーしておこう。

 幼い頃から、なぜか強者や正義の味方に反発を覚えていた。少年時代に熱中した仮面ライダーでは怪人を、ウルトラマンでは怪獣を応援した。悪役にだってそう生きざるを得なかった理由や、言い分はあるだろうにと。子供心に、正義一色で染められた世界は気味が悪かったのだろう。

 ▼元首相は女性発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞め、前内閣広報官は接待問題で辞任を要求され、今度は五輪相が選択的夫婦別姓に反対していたのは担当相として不適格だと追及されている。「正義」は際限なく生贄(いけにえ)対象を欲し、たたきのめす。

 ▼「茶の間の正義」。コラムニストの山本夏彦は、テレビがとめどなく発信し、過激化していくうさんくさい正義をこう呼んだ。それから半世紀がたち、茶の間の正義はさらに蔓延(まんえん)し、日本社会を覆っている。異を唱える者は邪悪と認定されてしまう。

 ▼世の中が正邪・善悪の二元論で成り立つような単純なものではないことは、誰しも分かっているはずである。もちろん反省すべきは反省し、正すべきは正していく必要はあるが、特定個人を断罪し、攻撃し続けても息苦しい社会を生むだけだろう。

 ▼こんな嫌な風潮が広がるのはなぜか。脳科学者、中野信子さんのベストセラー『正義中毒 人は、なぜ他人を許せないのか』によると、他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質が放出されるからだという。中野さんは、正義に溺れてしまった状態を正義中毒と名付けた。

 ▼脳の仕組みがそうできている以上、誰もが正義中毒に陥る危険性はある。国会でも、自身は絶対に正しいと陶酔し、一方的に相手を責め立てる質問者を見受ける。抄子もそうならぬよう気をつけたい。