池井戸 潤さんの小説は「空飛ぶタイヤ」以降、文庫本はみんな読んだと思ってたのが、一冊抜けてました。そしてこれを読み始めたと同時に、あのフォルクスワーゲンの騒ぎ。
この小説のほぼ冒頭にある一節です。もちろん皆さんご存知のことですけど、今回のことにぴったり当てはまりそうです。
「コンプライアンスに反すると思いませんか?」
コンプライアンスとは、いわば企業倫理のことである。法令遵守と訳されることもあるが、本来的には
「後で理由を聞かれた時、説明をできない行動を取るな」ということにつきる。無論、これに反したからといって、すべてが犯罪になるわけではないが、株価や顧客の購買行動という形で市場からの厳しい評価を受ける事は容易に想像できる。
私の愛車第1号はゴルフ1で愛車の第2号はゴルフ2、足車としてゴルフ3、そして今は10年もののポロがいます。つまりワーゲンファンでもあると思っています。
今も愛用のこのフォルクスワーゲンのマーク付きトートバッグは、展示会でもらったノベルティーじゃありません。「ビートル・カブリオレの幌でつくったトートバッグで丈夫」とのことで購入したもの。この会社はどうなっちゃうんでしょうね。
ニュースを聞いてると、ワーゲンの米国でのシェアはとても低くて、輸出先はヨーロッパと中国が2大輸出先、日本なんて比べものにならないほど、あの中国で売れているそうですね。
中国某所から「北京の空気汚染の一切の責任はフォルクスワーゲン社にあり、我々には責任がない」と言われそうじゃない?そういえば「空飛ぶタイヤ」は日本の某自動車メーカーの不誠実な対応が題材だったのを思い出しました。